告知: 無料会員サービスの開始

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概要

このサイトGNU social JPで無料会員サービスを開始したのでお知らせします。

サービスの内容・詳細は「About Member | GNU social JP」に掲載しています。内容が重複するので、この告知ではその背景などを記します。

告知: 2023年の開始 | GNU social JP」で最初に予告し、「月報2023-03: 作業時間確保による76の記事、Twitter API有料化、MetaのNFT撤退、Bluesky対面会合、Mastodon/Misskey初の商業誌、環境構築開始 | GNU social JP」など、月報でも触れてきていました。ようやく公開できました。時間がかかりました…

構築

当初、3月開始目標で2月に作業を最初に進めており、その際は記事単品の有料販売を考えて、「WordPress Contents Seller コンテンツセラー プラグイン – Spiral WordPress ワードプレス・テーマプラグイン販売」を選んで、プラグインを購入して、設置まで行い後は決済設定などを行うだけでした。

その後、「月報2023-02: ドメインブロック対抗措置と炎上/Misskeyフィーバー/Nostr/AT Protocol | GNU social JP」や「月報2023-03: 作業時間確保による76の記事、Twitter API有料化、MetaのNFT撤退、Bluesky対面会合、Mastodon/Misskey初の商業誌、環境構築開始 | GNU social JP」にもある通り、話題が急増して余力がなくなったため保留にしていました。

4月に入って、手持ち作業がようやく片付いてきて、いい加減取り組まないといけないと思い再開しました。その際に考えが変わって単品販売から会員サービスに方針を変えました。

というのも、noteのような記事の単品販売、買い切りビジネスは、単価を高くしないと維持が難しく、記事の質や量をまとめてパッケージにするような情報商材ビジネスになり、最新情報を扱う私のサイトとあまり相性がよくないと感じました。日々の新しい情報の精査・紹介であまり余裕はないのです。

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ぐぬ管 (GNU social JP管理人)|[email protected]
うーん。WordPressでの記事販売。記事単位での販売を考えていましたけど、会員制で、有効期間を短くするとか、閲覧対象記事を限定するとかで運用したほうがいい気がしてきました。 せっかく5000円くらいの有料プラグインを買ったのですけどね。無料で全部できそうです。
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ぐぬ管 (GNU social JP管理人)|[email protected]
replying to ぐぬ管 (GNU social JP管理人)|[email protected]
記事を見るだけで会員登録は嫌でしょうと思ったのですけど、やっていることに違いありませんね。 後、買い切りにすると、単価を上げないと厳しいというのもあります。そんなに買ってもらえる記事をばんばん量産なんてできませんからね…

上記投稿でそれを思い立ち、会員サービスに方針を切り替えました。その後、いろいろ再調査して「WordPressで人気の会員プラグインPaid Memberships Pro | GNU social JP」で紹介したPaid Memberships Pro (PMPro) というWordPressの会員プラグインを選びました。Contents Sellerと異なりフリーソフト (GPLv2) なのもポイントが高いです。

4月末から集中的に設置方法を調査して、「WordPress Paid Memberships Proでの会員登録 | GNU social JP」で無料会員の設置まで完了できました。有料会員は決済サービスとの連携も必要で、追加で時間がかかるのと、最初は無料会員で需要や見込み客を探る必要があるため、無料会員でまずは始めました。

内容

会員サービスの肝心の中身は以下の通りです。

Free会員の特典
  1. 広告無効。
  2. 全会員限定投稿 (投稿公開後半年以内) へのアクセス。
  3. 月報の朗読会への参加。
  4. 会員限定連絡のメール受信。

何を提供するかというので、まず手っ取り早いのが広告の無効化。これまで公開していた投稿の内、投稿後2-6か月の期間の会員限定化、月報の朗読会への聴講を考えて用意しました。

固定ページにも記載した通り、サイトの情報は分散SNSの歴史の記録で公益的な側面があるので、非公開化はできればしたくないのです。が、全公開にすると会員に加入する利点がないので、非公開期間を考えて実施することにしました。memberタグを該当投稿に付与・削除して、このタグの有無で投稿制限をかけることにしました。

広告無効は広告ブロックを使えばいいし、会員限定投稿も毎日私の投稿を見ている人にとってはあまり関係ないものですし、Web Archiveでもみれます。そのため、追加でもう一つ何かほしいということで、月報の朗読会という会員サービスらしいややリアル要素を盛り込みました。

毎月の月報は、分散SNSで1か月に起きた主要な出来事や、私の活動をまとめたものとなっており、私は個人的に価値があると思っています。現状手一杯状態でこれ以上追加で会員向けに何か新しいコンテンツを毎月用意するのは厳しいので、既存のコンテンツを流用できるという点でも悪くないのではないかと考えました。

ただ、はたして需要があるのか、どうなるのか未知数です。素直に、PMProの構築手順など、技術的でニッチな内容、書評なども会員限定投稿にしたほうがいいのかもしれません。

自前

今回自分のWordPressサイトに会員機能を設置しました。他に、外部の支援サービスを使って寄付を呼び掛けたり、外部の支援サービス (Patreon/pxiviFanbox/Ci-enなど) とAPI連携するという方法もあったかもしれません。ただ、私としてはPatreonだとかの外部の会員サービスは最初から候補にありません。理由は不自由だからです。

私はFSFの準会員であり、できるだけ不自由なソフト・サービスを使いたくないのです。他人に依存するのではなく、自分のコンテンツは自分で管理するのがあるべき姿です。他人のサービスに乗ると決済手数料も割高になりまし、自分でカスタマイズもできません。

分散SNSを使っているのに、決済の仲介プラットフォームをPatreonのような集中サービスに依存して、わざわざ自分からベンダーロックインに進むのは、本末転倒です。分散SNSの源流である、フリーソフトウェア運動の意味を分かっていない人がすることです。最初から回避不能な決済プラットフォームを自分で使ったほうがましです。この点は目的は違うにしても無政府主義の人達と考えの合うところです。

結論

GNU social JPでの無料会員サービス開始の告知でした。

SNSのフォロワー、サイトのアクセス数など、私の活動への賛同者が誰で、何人いるのかわからないのです。会員サービスはメールアドレスで賛同者を具体的に把握して、連絡に必要不可欠なものに思います。実際の賛同者、利用者の声に耳を傾けて、そこに真摯に取り組まなければいけません。GNU socialの失敗はそれを怠ったことが理由の一つに考えています。

現状、ユーザー数が少なすぎてGNU socialの開発作業で開発費用を賄うのは無理です。別の何らかの資金調達方法が絶対に必要です。これができないなら、GNU socialの立て直しは不可能です。Google AdSense広告での収益はたかがしれています。月1万円もいかないです。サーバー費用は賄えても、開発費用を賄うのは無理です。

会員サービスはこの一番重要な問題、センターピンを解決する、私が思う唯一の方法だと思っています。現状、GNU socialを立て直せる可能性のある人物は私以外にこの世界にいないと思っており、資金調達がうまくいかないなら、私はゲームオーバーになるしかありません。いろいろ苦しいですが、これには必死に取り組むしかありません。

分散SNSの多方面から私が嫌われているのはわかっています。例え私の活動に賛同していても、私と関わると不利益を被る懸念があるのもわかっています。だから、私以外に会員登録者はわからないようにしています。

サイトのアクセスは月1万、毎日100-300くらいありますが、何人くらいが会員登録してくれるのかわかりません。単に記事が気になって読みたいだけでも構いません。私の活動に少しでも賛同、価値を感じていただけるならば、まずは無料会員の登録をどうぞよろしくお願いします。

Comments

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