概要
2022-12-14の「報道: Twitter Blue再開/人員整理/大規模凍結解除/サービス変更/Twitterファイル | GNU social JP」でTwitterの状況を紹介しました。その後の約1か月分の続報を紹介します。
テーマごとの概要は以下となります。
- Mastodon: VTdon/me.dmの開始、MozillaのMastodon参入予告、ぬるかるの復帰、TwitterのMastodon公式アカウントの凍結・URL投稿禁止→撤回。
- クライアント: Twitterのサードパーティー製アプリの禁止の利用規約改定。
- 保安: 年末年始に障害。ハッカーからの個人情報流出。
- Twitter Blue: 日本でのTwitter Blueの開始。
- ElonJet: Mastodon公式アカウント、言及ジャーナリストの凍結・他のSNSへの誘導投稿禁止→撤回。イーロン・マスクのCEO退任意思。
- 人事: 伝説のハッカーの辞職。各地で解雇の継続。
- 機能: ニュースレター配信サービスRevueの終了、ツイート表示回数表示、銘柄ティッカーの検索画面での表示、おすすめ表示。
- TwitterFiles:5-16弾の公表。トランプの凍結関係、政府機関からの圧力、製薬業界からの圧力。
- その他: ジャック・ドーシーのSNS3原則、広告出稿減少。
Mastodon
- 2022-12-13: VtuberのテーマサーバーVTdon開始 (VTuber星こにあ運営。VTuber特化型マストドンインスタンス『VTdon』2023/1/1ローンチ。|VTdonのプレスリリース)
- 2022-12-17: 報道: TwitterでのMastodon公式アカウント凍結→解除・URL投稿禁止 | GNU social JP
- 2022-12-18: ぬるかるのMastodon復帰
- 2022-12-20: Mastodon陣営がTwitterを批判 「不公平な制限を課せることがはっきりした」 ユーザー数は8.3倍に爆増 – ITmedia NEWS
- 2022-12-21: Mozillaが「2023年初頭に健全なSNSのテストを始める」と宣言、まずはMastodonをテスト中 – GIGAZINE
- 2022-12-21: Mastodonのアクティブユーザー数が250万に到達、イーロン・マスクのTwitterから逃げる人々がさらに増加していることが判明 – GIGAZINE
- 2022-12-26: Mastodonのように多くのユーザーがコンテンツをネットに公開するアプリをセルフホストする際にDMCAなど法的問題について知っておくべき事まとめ – GIGAZINE
- 2022-12-27: 取材: Mastodon著者Eugen Rochkoの資金状況と次のステップ | GNU social JP
- 2023-01-13: 電子出版メディアMediumのMastodonサーバーme.dmの開始 | GNU social JP
2022-12-13に以下の投稿で、VtuberのテーマサーバーのVTdonの開始が告知されていました。
マストドンのVtuberインスタンス
— 星こにあ♦️目指せVtuber界の徹○の部屋! (@hoshiconia) January 1, 2023
VTdonhttps://t.co/67Js9FqiZg
をリリースしました!!??㊗
有りそうで無い(昔は有った)日本向けVtuberインスタンスです。
Vtuberも、ファンも、クリエイターも、ぜひぜひご利用ください!!#拡散希望 #Mastodon #マストドン #Vtuber #バーチャルYouTuber
今までありそうでなかったテーマのサーバーでした。2023-01-01には 「VTuber星こにあ運営。VTuber特化型マストドンインスタンス『VTdon』2023/1/1ローンチ。|VTdonのプレスリリース」でプレスリリースもありました。
2022-12-17頃に、Elon Jetという、イーロン・マスク自家用飛行機の航空経路をリアルタイムで投稿するアカウントが身の危険を脅かすことのことで、Twitterのポリシーを変更し、ElonJetのアカウントの凍結や、言及したジャーナリスト・TwitterのMastodon公式アカウントが凍結され、Twitter上でのMastodonのURLによる誘導禁止などがなされて大きな騒動になっていました。
結局、凍結やURLの禁止も解除され収まりましたが、Mastodonは今回の騒動を受け、Twitterを批判する声明を出しました。ただ、Mastodonは凍結されるのをわかってやった確信犯の可能性が高く、Twitterのルール違反の自業自得であり、手口が汚いもので、Mastodonの闇や信頼性を損なうようなものだったと感じました。以下がこれに対する私の所感です。
ぐぬ管 (GNU social JP管理人)|gnusocialjp@gnusocial.jp|2022-12-20T12:16:27.000ZMastodon公式サイトで先日の公式アカウント凍結とURL投稿禁止の声明がありました。 凍結は違反行為助長の罰なので自業自得です。反省どころか煽り投稿もあり性格悪く思います。 Twitter suspends Mastodon account, prevents sharing linksOn Dec 16, Twitter suspended our @joinmastodon account after we shared a link to the newly registered Mastodon account of @ElonJet, an account that broadcasts p... https://twitter.com/joinmastodon/status/1604623830189838337
2022-12-18には、2017年4月にmstdn.jpを開始してかつての時の人だったぬるかるがMastodonへの復帰を告知していました。
Mastodonインスタンス立てた (おひとりさまです)https://t.co/O2zt5gs7W3
— カル (@nullkal) December 18, 2022
ひとまずサクッとセットアップだけ済ませた。
2週間だけお試し的な感じで運用できればと。
2週間だけお試しという話でしたが、その後も継続しているので、恒久的な運用になるのかもしれません。
その他に、以下のような話題がありました。
- Mozillaによる2023年初頭にMastodonの開始予告。
- Mastodonのアクティブユーザー数250万人到達。
- Mastodon著者Eugen Rochkoの取材。
- 電子出版媒体MediumのMastodonサーバー開始。
DMCA関係の話は、大事に感じたので、メモだけしてどこかで整理して紹介したいと思います。
クライアント
- 2023-01-13: サードパーティ製Twitterアプリで認証エラーが発生中、タイムラインが更新されない不具合 – GIGAZINE
- 2023-01-16: サードパーティー製Twitterクライアントアプリの「Tweetbot」はTwitterから意図的に締め出されている可能性 – GIGAZINE
- 2023-01-16: TwitterAPIの停止で16年間心血を注いできたアプリ「Twitterrific」が突然死し作者がブチ切れ – GIGAZINE
- 2023-01-18: Twitterがサードパーティー製クライアントの不具合についてようやく公式に言及 – GIGAZINE
- 2023-01-20: Twitterがあらゆるサードパーティー製アプリを許可しないことを公式発表 – GIGAZINE
- 2023-01-20: 16年間アップデートされ続けたサードパーティ製Twitterアプリ「Twitterrific」の開発終了が決定 – GIGAZINE
2023-01-13頃からTwitterのサードパーティー製アプリの機能不全が各地で報告されていました。
少し遅れた翌週の2023-01-18 Wedに開発公式アカウントからAPIルール変更の告知がありました。
Twitter is enforcing its long-standing API rules. That may result in some apps not working.
— Twitter Dev (@TwitterDev) January 17, 2023
「Twitterは古くからあるAPIルールを施行しています。その結果、一部のアプリで動作に問題が生じている可能性があります」とのことです。
その後、2023-01-19に開発者規約 (Developer Agreement) がこっそり更新されていました。この更新以前の規約は2022-10-10更新です。クライアントアプリの禁止に該当する箇所を以下に抜粋します。
Developer Agreement
Effective: January 19, 2023
…
II. Restrictions on Use of Licensed Materials
A. Reverse Engineering and other Restrictions. You will not or attempt to (and will not allow others to) a) reverse engineer, decompile, disassemble or translate the Twitter API, or otherwise attempt to derive source code, trade secrets or know-how in or underlying any Twitter API or any portion thereof; b) interfere with, modify, disrupt or disable features or functionality of the Twitter API, including, without limitation, any such mechanism used to restrict or control the functionality, or defeat, avoid, bypass, remove, deactivate or otherwise circumvent any software protection or monitoring mechanisms of the Twitter API; c) use or access the Licensed Materials to create or attempt to create a substitute or similar service or product to the Twitter Applications; d) sell, rent, lease, sublicense, distribute, redistribute, syndicate, create derivative works of, assign or otherwise transfer or provide access to, in whole or in part, the Licensed Material to any third party except as expressly permitted herein;
このcの条項が「c) ライセンス対象物を使用またはアクセスして、Twitter アプリケーションの代替または類似のサービスまたは製品を作成または作成しようとすること。」となっており、クライアントアプリの禁止となったようです。
禁止になったのはクライアントアプリのみで、APIの利用は問題ありませんでした。これを受けて、多くのサードパーティー製アプリの著者や利用者から反響がありました。以下の反響が個人的には印象的でした。
「優秀なサードパーティ製のアプリをニーズによって選べたからTwitterがここまでデカくなったのに、その恩を忘れて閉め出すな」って論見たけど「二次創作のおかげで本家が盛り上がったのに」と大して変わらんな
— も←2m→め (@27gin_38kamome) January 20, 2023
私はtwiccaが無くなってから公式を受け入れたわ
サードパーティー製アプリ、広告を排除して、アプリの利用料金を著者がとることもでき、Twitterとしてはあまりうま味はありません。拡大期であれば、ユーザー数増加のために寛容な対応で許容していたのかもしれませんが、財務的に厳しい今は止むを得ないのかもしれません。
保安
- 2022-12-14: Twitterがユーザーの安全を保護して公共の健全性を向上させるTrust&Safety協議会を解散 – GIGAZINE
- 2022-12-29: Twitterに障害 Web版などで強制ログアウトからログインできない状態に【追記あり】 – ITmedia NEWS
- 2023-01-05: Twitterが12時間以上ダウンしてまともに動かないという事態がオーストラリアとニュージーランドで発生 – GIGAZINE
- 2023-01-05: ハッカー「Ryushi」が4億以上のTwitterアカウントの個人情報削除と引き換えに20万ドルを要求、自衛方法はコレ – GIGAZINE
- 2023-01-06: 2億件を超えるTwitterアカウントのメールアドレスなどを含む個人情報がハッカーフォーラムでわずか2ドルで販売されている – GIGAZINE
- 2023-01-12: Twitterから漏えいした6億件の個人情報は「Twitterの脆弱性を悪用して取得されたものではない」とTwitterが主張 – GIGAZINE
- 2023-01-14: Twitterの「動画再生」「ツイートの表示」「編集機能」などで数々のバグが報告されている – GIGAZINE
12月の末にアクセス障害がありました。その後、2023-01-05頃にはハッカーによるTwitterアカウントの個人情報流出の報道がありました。
当初は、Twitter APIの脆弱性を悪用して取得されたとのことでしたが、Twitter社の主張では
今回の流出騒動の発端は、2022年1月に発覚した「メールアドレスや電話番号をTwitterのシステムに入力すると、それにリンクされたTwitter IDを取得できる」という不具合です。このTwitter APIの脆弱性は、報告後速やかに修正されたものの、修正前に540万人分のデータが流出したことが8月に報道されました。その後、11月にも540万件、12月には4億件、2023年1月には2億件の流出の報道がありました。
8月と11月は同じデータ (Twitter APIの脆弱性) であることが確認されたものの、残りの4億と2億は別の理由で、2憶件のでーたは4億から重複を除外したもので、本質的に同じデータとのことでした。また、これらのデータからはパスワードやパスワード侵害につながる可能性のあるものはないとのことでした。
パスワードに関するものはないということなので、ユーザー側では特に対応はいらなさそうです。
Twitter Blue
- 2022-12-21: 企業の社員やグループアカウントに特別な四角いアイコンが付く「Blue for Business」の新機能がTwitterでテスト開始 – GIGAZINE
- 2022-12-26: Twitter Blueで最大2GB・60分の1080p動画をアップロード可能に、さらにリプライが優先表示される機能も – GIGAZINE
- 2023-01-06: 「認証はすべて手動」と宣言したTwitterが手痛いミス、記者が作成した議員なりすましアカウントを認証してしまう – GIGAZINE
- 2023-01-11: Twitter Blue国内提供開始。月1380円で認証マークやツイート優先表示・広告半減など。機能一覧と使い方 | テクノエッジ TechnoEdge
- 2023-01-20: Twitter Blue、Androidでも開始。iOS版と同じ月1380円、割安な年間プランも | テクノエッジ TechnoEdge
- 2023-01-22: Twitter、Twitter Blueよりも高額で広告非表示のサブスクを近く導入 – ライブドアニュース
欧米限定で展開されていたTwitter Blueが2023-01-11から日本でもWeb版が開始 (月980円) となりました (About Twitter Blue)。2023-01-20ではAndroidとiOSでもTwitter Blueが開始 (月1380円) になりました。
また、Web版は日本円だと1480円お得になる年間プラン (年10280円) が登場しました。
ぐぬ管 (GNU social JP管理人)|gnusocialjp@gnusocial.jp|2023-01-18T04:57:49.000Z有料アカウントは機能というよりはブランドですね。安い時計も高級時計も時刻の把握は可能ですが、値段が違います。 半日でTwitter Blue機能を使わなくなった4つの理由 – ITmedia NEWS – https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2301/17/news160.html
ただ、Twitter Blueの機能はなくても問題ないものなので、どちらかというと有名人・インフルエンサーなどのブランド維持が主な用途になりそうです。
その他、Twitter Blueでは表示される広告が半減するだけで、広告がなくなるわけではありません。この点については、今後数週間程度でより高額だが広告が0になる購読サービスを検討しているそうです。
Also, there will be a higher priced subscription that allows zero ads
— Elon Musk (@elonmusk) January 21, 2023
サードパーティー製アプリの排除はこれへの導線だったのかもしれません。
Elon Jet
- 2022-12-17: 報道: TwitterでのMastodon公式アカウント凍結→解除・URL投稿禁止 | GNU social JP
- 2022-12-19: TwitterがFacebook・Instagram・Mastodon・Truth Social・Tribel・Nostr・Postの自アカウント宣伝ツイートを削除しアカBANができるようポリシー改定するも即撤回 – GIGAZINE
- 2022-12-20: 「Twitterは他のSNSの宣伝禁止という新ポリシーを設ける必要があるか?」に87%のユーザーが「NO」を突きつける – GIGAZINE
- 2022-12-22: イーロン・マスクが凍結解除を宣言した後もジャーナリストのアカウントは特定のツイートを削除するまで使用不能な状態が続いている – GIGAZINE
- 2022-12-24: Twitterから排除されたイーロン・マスクのプライベートジェットを追跡するアカウントが復活、ただし24時間遅れ – GIGAZINE
- 2022-12-19: イーロン・マスクが「TwitterのCEOを辞めるべきか否か」2択のアンケートを実施中、2022年12月19日夜まで – GIGAZINE
- 2022-12-19: イーロン・マスクが投票の結果ElonJetの凍結を報じたジャーナリストのアカウントを復活、同時に極右アカウントも大量復活し「自由の金曜日」を宣言 – GIGAZINE
- 2022-12-19: Twitterで選挙やワクチンの誤情報拡散者・白人至上主義者・Qアノン支持者などの極右アカウントが続々復活中 – GIGAZINE
- 2022-12-20: イーロン・マスクのTwitterCEO退任投票は退任賛成が過半数に達したものの「投票はボットによるもの」「投票権はTwitter有料会員に限定すべき」という意見にイーロン・マスクが賛同 – GIGAZINE
- 2022-12-21: イーロン・マスクが「TwitterのCEOを引き受ける愚かな人がいればすぐ辞任する」と表明、辞任後は「ソフトウェアとサーバーのチーム」を運営する予定 – GIGAZINE
- 2022-12-23: イーロン・マスクによる「Twitterの重要決定に関する投票」は1万円で導入できる投票ボットでも操作可能 – GIGAZINE
Mastodonの節でもとりあげたElon Jetの件を発端とした話題がいくつかあったのでこちらで紹介します。
まず、Elon Jetの件は投票の結果を受けて、一時凍結したジャーナリスト類のアカウントを解除しました。これと合わせて極右アカウントなども大量解放したようでした。肝心のElonJetは24時間後遅れのアカウントとなって復活しました。
Elon Jetの件を受けて、他のSNSへの宣伝・誘導を行うアカウントや投稿を禁止するようなポリシーを一瞬改定しましたが、即撤回しました。ポリシーの改定理由としては、本質的にスパムと同じというのは納得できるものでした。
その直後に、イーロン・マスクが他のSNSの宣伝禁止ポリシーの是非のアンケートを取ったところ、NOが過半数となりました。
また、今回のやや大きめの騒動を受けてか、イーロン・マスクのCEO辞任可否のアンケートを取りました。結果は、辞任賛成が過半数でした。ただ、この結果については、ボットによるもので、投票権は有料会員に限定すべきという意見もありました。実際に、投票ボットで操作可能とのことで、投票権の有料会員限定化は妥当かもしれません。
また、辞任賛成の結果を受けて、適任者が見つかれば辞任して、ソフトウェアとサーバーチームの責任者に専念すると表明しました。元々、技術者のイーロン・マスクなので、技術に専門するのが適しているのかもしれません。
人事
人事整理は落ち着いたと思っていましたが、いくつかぽつぽつとありました。大量解雇による財務状況改善は半年から1年ほど経過しないと効果が出ないので、当分は継続するのかもしれません。
機能
- 2022-12-15: Twitterがニュースレター配信サービス「Revue」終了を決定 – GIGAZINE
- 2022-12-23: Twitterで「ツイートの表示回数」が表示されるように – GIGAZINE
- 2023-12-23: Twitter、「$ティッカー」や「$仮想通貨名」で価格チャート表示が可能に – ITmedia NEWS
- 2022-12-26: Twitterがイーロン・マスクの指示で自殺防止機能を削除するも批判が相次ぎ復活 – GIGAZINE
- 2023-01-04: Twitterが「政治的な広告」の拡大を発表 – GIGAZINE
- 2023-01-11: Twitterのタイムラインで「おすすめ」がデフォルトに固定されてしまうことが判明 – GIGAZINE
- 2023-01-14: Twitter、Webアプリでも「For You」と「Following」に Androidも「間もなく」 – ITmedia NEWS
- 2023-01-20: Twitter、Androidでも「おすすめ」と「フォロー中」タブに – ITmedia NEWS
- 2023-01-21: TwitterのマスクCEO、「おすすめ」に強制的に戻すのはやめると予告 – ITmedia NEWS
Twitterの機能についていくつか変更がありました。
まず、ニュースレター配信サービスのRevueが2023-01-18で終了しました。
2022-12-23には投稿の表示回数が表示されるようになりました。
Twitter is rolling out View Count, so you can see how many times a tweet has been seen! This is normal for video.
— Elon Musk (@elonmusk) December 22, 2022
Shows how much more alive Twitter is than it may seem, as over 90% of Twitter users read, but don’t tweet, reply or like, as those are public actions.
今まで、再投稿やいいねの数が、投稿の影響力の指標でしたが、今後はこれらに加えて表示回数も参考指標になりそうです。
2023-12-23には、マイナーな機能追加として、検索時に$ティッカーを入力することで、[話題のツイート] にチャートが表示されるようになりました。
その他、2023-01-11からこれまでホーム画面の右上の☆マークで切替できた「おすすめ」と「フォロー中」が、タブ切替になり、デフォルトが「おすすめ」固定になりました。
The “For you” and “Following” tabs replace “Home” and “Latest” and will be pinned to the top of your timeline so you can easily switch between them. Swipe to switch timelines instead of tapping the ✨ icon.
— Twitter Support (@TwitterSupport) January 11, 2023
☆マークのときは、前回設定が維持されていたのですが、今後は自分でタブを切り替える必要があり、やや改悪かもしれません。
ただ、次回の更新時には前回設定維持に戻るそうです。その他、「おすすめ」に外国の投稿も翻訳して表示することを予告しました。
TwitterFiles
12月紹介時で登場したTwitterFilesの続報 がありました。5-16弾が公開されました。
#TwitterFiles Roundup:
— Ethan Harsell (@ethan_harsell) December 20, 2022
PART 7https://t.co/3IiMRexT2B
PART 6https://t.co/yySRTBid9c
PART 5https://t.co/uytmILVH3D
PART 4 https://t.co/buVzkYCgO9
PART 3 https://t.co/o0lpjeTzKb
PART 2 https://t.co/mZ2mknpL6m
PART 1 https://t.co/uBqZgL84g4 pic.twitter.com/Kbd7vxj0Xh
5-6はGIGAZINEでは紹介されていませんでした。機械翻訳を参考に概要を紹介します。
Elon Musk氏とBari Weiss氏から、TWITTER FILESの第5弾が投稿されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) December 13, 2022
スレッド内を翻訳しておきます。
スレッド: The twitter files part 5.
Twitterからトランプを排除した事について。
2022-12-13に第5弾。トランプのTwitterからの排除について。元々トランプの追放にはTwitterは抵抗していた。しかし、襲撃事件の2021-01-06以後に圧力が高まった。追放反対派もいたが少数派で、多数派もっと早く禁止すべきだったと憤慨していた。300人以上のTwitter社員が署名したトランプ禁止令のJack Drsey CEO宛ての公開書簡の提出もあった。しかし、ツイートの評価担当スタッフはトランプがポリシーに違反していない (テロリストを扇動していない) と結論付けた。トランプの禁止可否の判断にあたっては、過去の他国の要人への対応が参考になる。やや過激のものもあったが、アカウントの禁止はなかった。しかし、結局永久凍結がなされた。
Elon Musk氏とMatt Taibbi氏が、Twitter Filesの第6弾を投稿しました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) December 17, 2022
スレッド内を翻訳しておきます。
1. スレッド: Twitter Files, Part 6
twitter、FBIの子会社
2022-12-17に第6弾。TwitterがFBIの子会社のようなものという内容。TwitterとFBIの接触は子会社のように常習的でした。2016年のトランプが当選した大統領選挙をきっかけに、FBIにSNSに特化した対策チームができた。FBIやDHSのような機関が、問題投稿を複数のエントリーポイントを経由して、Twitterに定期的に送信して、事前にフラグを立てて検閲していた。このフラグ立ては、機関内部で行っているのか、外注しているのかは不明。
Michael Shellenberger氏によって、TWITTER FILES第7弾が投稿されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) December 20, 2022
スレッド内を翻訳しておきます。
また、翻訳元となったスレッドはこちらになります。https://t.co/cWbDCdQs5u
2022-12-20に第7弾。FBIとバイデンの関係の話。バイデンに関するリーク情報が公開される前後に、公開しようとするメディア企業の代表者や幹部を狙って組織的に信用を落とそうとしたり、圧力をかけて拡散を制限した。
Lee Fang氏がTWITTER FILESの第8弾を投稿。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) December 21, 2022
スレッド内を翻訳しておきます。
翻訳元となったスレッドのリンクは、こちらになります。https://t.co/6ZhO848tNe
2022-12-21に第8弾。Twitterの米国国防省の秘密オンラインPsyOp作戦支援の話。Twitterは何年も前から政府によるプラットフォーム操作・プロパガンダ (特定思想の偏向報道) の阻止を掲げていた。しかし、裏でオンライン心理影響作戦を承認し保護していた。ペンタゴンのプロパガンダ用アカウントを黙認してきた。
Matt Taibbi氏によって新たなTwitterFileが投稿されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) December 25, 2022
スレッド内を翻訳しておきます。
1.スレッド:The Twitter Files
Twitterと “他の政府機関”https://t.co/8p2RCEkPOy
2022-12-25に第9弾。Twitterと他の政府機関の話。先日FBIとの関りを紹介したが、FBI以外にも政府機関が存在する。FBIの他、国務省、ペンタゴン、CIA、FITFなど。
David Zweig氏によって新たなTwitter Filesが投下されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) December 26, 2022
スレッド内を翻訳しておきます。
また、翻訳元となったスレッドはこちらです。https://t.co/OMQOn19ulL
2022-12-27に第10弾。COVID論争の不正操作の話。米国政府の政策に不都合な情報を検閲し、同意しない医師や専門家の信用を落とすことで実施した。
Matt Taibbi氏によって新たな Twitter Filesが投稿されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) January 4, 2023
スレッド内を翻訳しておきます。
また翻訳元となったスレッドはこちらです。https://t.co/diLOihNwIM
1.スレッド: The Twitter Files
Twitterがどのように情報機関を受け入れたか
2023-01-04に第11弾。Twitterの情報機関の受け入れ方法の話。Twitter上のロシア起源と思われるアカウントとその対応についての話で、公開の場では独自の判断でコンテンツを削除したと発表したものの、実は非公開の場では米国情報機関がサイバー工作を行う国家支援組織と認定したものを排除する方針を決めたからだった。
Matt Taibbi氏によって本日投稿された2つ目のTwitter Filesです。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) January 4, 2023
スレッド内を翻訳しておきます。
また翻訳元はこちらです。https://t.co/9sd9zyyXwc
1.スレッド: The Twitter Files
Twitter&FBI “Belly Button”
2023-01-04に第12弾。TwitterとFBIの腹心という話。2020年までTwitterは公的機関や民間機関が自分たちを迂回して疑わしいアカウントのリストを直接メディアに流すという問題に悩まされていた。国務省の新興分析・情報部門であるGlobal Engagement Center(GEC) がTwitterに関する問題についてレポートをマスコミに公表した。その後、あらゆる政府機関から、Twitterに要請が届きエスカレートしていった。
TwitterFiles-Alex Berenson氏の投稿
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) January 10, 2023
翻訳元は下記のアドレスとなります。https://t.co/y3xBnKIxc9
2021年8月27日、Scott Gottlieb博士(55万人以上のTwitterフォロワーを持つPfizer取締役)は、PfizerのmRNAワクチンの売上を損なうかもしれない、気に食わないツイートを目にしました。
2023-01-10に第13弾。コロナワクチンの製造者のPfizerからの圧力の話。
Matt Taibbi氏よりTwitter Files 第14弾が投稿されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) January 13, 2023
スレッド内を翻訳しておきます。
また、翻訳元となったスレッドはこちらです。https://t.co/tUVslBUnw4
2023-01-13に14弾。ロシアのボットやデマの話。民主党がトランプやロシアの捜査の欠陥に関する報告書を、ロシアのボットやトロールによって後押しされたと非難したが、実際はTwitterにロシアの影響力を示す証拠が見つからなかった。
Matt Taibbi氏より、TwitterFilesの補足が投稿されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) January 14, 2023
スレッド内を翻訳しておきます。
また、翻訳元のスレッドはこちらです。
1.TWITTER FILES:補足
アダム・シフの禁止要請をもっと見る
及び “Deamplification(消音)”https://t.co/0jI0liwPnZ
2023-01-14に15弾 (補足)。アダム・シフからの禁止要請・検閲工作の話。下院民主党のスタッフ、アダム・シフがかなりの頻度でTwitterに投稿の削除要請をしていた。
Lee Fang氏より、新たなTwitterFilesが投稿されました。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) January 16, 2023
スレッド内を翻訳しておきます。
また翻訳元のスレッドはこちらです。https://t.co/G4Be6JGurh
2023-01-17に16弾。製薬業界によるSNSへの干渉の話。
Robby Soave氏による投稿。
— りたる (@Vrso3PtMJbx8vpT) January 20, 2023
TwitterFilesに続く、FACEBOOKの内情を暴露する”FACEBOOK FILES”が投稿されました。
スレッド内を翻訳しておきます。
また、翻訳元となったスレッドはこちらです。https://t.co/TmBB6uHXmB
2023-01-20にはFacebookFilesの1弾。
この1か月で大量のTwitter Filesが公開されました。内容の確認が疲れます。
その他
- 2022-12-14: Twitter創業者ジャック・ドーシーがトランプ元大統領のアカウント凍結を「ビジネスとしては正しかったがネットや社会に間違ったことをした」と表現、開かれたネットの加速のためメッセージングアプリ「Signal」に年間100万ドル提供へ – GIGAZINE、Twitterの前CEOドーシー氏、「元従業員への攻撃は無益」と語り、Signal支援を表明 – ITmedia NEWS
- 2023-01-16: イーロン・マスクのTwitter改革によって「日本で政治的なトレンドが減少」「インドでヘイトスピーチが増加」など世界中で変化が生じている – GIGAZINE
- 2023-01-18: イーロン・マスクがTwitter内部で見せている「ハードコア」な破壊的リーダーシップはどんなものなのか? – GIGAZINE
- 2022-12-23: Twitterの広告主上位100社のうち70%が広告を出すのをやめている – GIGAZINE
- 2023-01-19: Twitterの1日当たりの収益は前年比で40%も減少し広告主のトップ500社以上が広告支出を一時停止したことが明らかに – GIGAZINE
Twitter Filesでドナルド・トランプ関係の暴露があった直後に、創業者で当時のCEOのジャック・ドーシーがビジネスとしては正解だが社会的にはミスだったと表明しました。また、ドーシーが理想とするSNSは以下の3原則があり、Twitterは過去も現在もこれを満たせていないとのことです。
- ソーシャルメディアは企業や政府の管理に対して回復力を持つべし
- コンテンツを削除できるのはコンテンツの作成者のみであるべし
- モデレーションは、アルゴリズムの選択によって最適に実装されるべし
その他に、Twitterの広告出稿が大幅に減少しているとの報道もありました。
結論
Twitterの報道の続報でした。2023年に少しは落ち着くかなと思いましたが、全然落ち着く気配はなく、日々新しい情報が話題になっています。
Mastodon公式アカウントの凍結、URL禁止はかなり話題になりましたが、結局撤回されたので今となっては何もなかったも同然です。
具体的な影響があって印象的だったのは以下3点の報道でした。
- Twitter Blueの日本開始
- サードパーティー製アプリの禁止
- 表示回数の表示
その他では、TwitterFilesの続報が大量にあり、民間企業も政府などの外部からの圧力があってたいへんなのだと思いました。
寮が多くて、情報を確認して整理するのはたいへんですが、重要で有益な情報もありますので、落ち着くまでは月1くらいのペースで様子を監視・紹介したいと思います。
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