概要
前回: 機能: Fedibirdの「投稿の更新を自動反映する」のβ機能はリンクのリダイレクトの悪用回避 | GNU social JP Web。
Fedibirdの2023年の財務状況と資金援助募集があったので紹介します。
過去
まず今回の発表の前から告知していた運営費の状況が以下です。
Fedibirdインフォメーション|info@fedibird.comFedibirdのサービスは無料です。
運営に必要な費用は運営者が賄いますので、今後とも利用者が負担する必要はありません。
ただし、急激な利用者の増加、負荷の増大、サーバ単価の上昇や、運営者の経済事情の悪化などにより、維持が困難になる可能性もあります。そこで、寄付により、利用者自身でサービス維持に参加する方法を用意しました。
Fedibirdを安定利用できるよう維持に参加したい方、Fedibirdの理念に賛同し維持継続を後押ししたい方は、Open Collectiveによる寄付窓口よりご協力をお願いします。
https://opencollective.com/fedibird-infrastructure==
なお、この寄付窓口については、インフラに必要な費用に限定しています。このサーバが長く安定して続くことに対して、自分も関与していきたい、という方にご参加をお願いします。
また、サーバの安定維持に寄与する以外の特典はありません。
※ OpenCollective上で寄付者として名を連ねることはできます。匿名にすることも可能です。
インフラ以外の活動については支出せず、寄付を募る場合は、これらとは別の窓口で扱います。
Fedibirdの運営費についてですが、
基本的にFedibirdインフォメーションにてアナウンスしてきた通り、サービスは無料である、という点については変更ありませんが、
寄付による維持を可能とする方向に目標設定し、不足を運営者が補うという姿勢にシフトしていこうと思います。
《参考》Fedibirdインフォメーションのアナウンス
https://fedibird.com/@info/106443387403445258背景ですが、こちらのアナウンスに含まれている但し書きの通り、
10月末頃からの利用者急増をはじめとして、負荷の増大、サーバ単価の上昇、運営者の経済事情の悪化など、通常体制では維持困難となる場合を想定した項目がほとんど当てはまる状況になってきたためです。
(※ 今のところ経済事情は問題ありませんが、健康上の問題でそれに準ずるリスクがありました)
fedibird.comはノーメンテで放置しても十分に安定稼働する状態を維持できているし、万一何かあっても副管理者・モデレーター陣が対応できる体制になっていますが、資金的な対応は難しいため、ここをより利用者に頼る体制に改め、持続性のある運営体制としていくべきであろうという判断です。
具体的なお願いについては改めていたします。 #fedibird #fedibird_info [参照]
それで、現在の毎月の費用ですが、fedibird.com、nightly.fedibird.comの費用を合わせて145,000円ほどです。
fedibird.comは、何か事件があって、急に休眠しているアカウントがアクティブになると負荷がオーバーするため、もう一台メインサーバを確保した方が良いかもしれません。その場合は175,000円となります。
目標としては、これを全額寄付で賄えるところに持っていきたいというところです。
なお、fedibird.comはアクティブが1万人いるため、アクティブ全員が住人プランで寄付してくれればおつりが出てしまいます。年額300円、月で25円のプランです。
実際にはそこまで望めないとしても、1,000人が住人(10人分)プラン(年3,000円・月250円)で支援いただければ、同様に足りる計算になっています。
冗談みたいなやつですが、住人(100人)プランというのも一応用意しておきましたw
一人一人はまったく無理する必要はありませんので、可能な範囲で、広くご支援いただけると幸いです。
なお、多額のこれまでの累積赤字がありますので、多少オーバーしても営利に該当する心配はありません。ご遠慮なくお願いしますw
#fedibird #fedibird_info
「Fedibird Infrastructure – Open Collective」でFedibirdのインフラの寄付の募集を募っています。2023年7月時点での財務状況としては、毎月14.5万円くらいとのことです。
現在
2023年末に改めてなされた発表が以下です。
Fedibirdの運営費について(支援のお願い)(1/3)
====現在、fedibird.comおよび関連サービスのインフラコストは月に18万ほどで、毎月少しずつ増加している状況です。
アメリカドルで設定されているサービスについては本当に大きく値上がりました。
データベースやメディアは日々増えていくので、そのストレージコストが今年後半、目に見えて増えました。(対策中)
年間を通してみると、何かしら予算をオーバーする出来事があるので、予備費も計上しておく必要があります。
2023年はイレギュラーも多く、コスト対策の結果が出るまでに数ヶ月の期間と臨時出費を要したため、前半で200万かかりました。コスト対策後の後半はそれらの要素が除外され、100万まで圧縮できました。
これらは従来、すべて運営者個人負担としていましたが、もうさすがに無理でして、OpenCollectiveを通じて多額の支援をいただき、概算で、800人から130万円をカバーしていただきました。なんとか170万の赤字に収まった形です。
2023年はfedibird.com以外の運営に60万円少々かかっていることもあり、あわせると非常に厳しい状況です。
(つづく)
Fedibirdの運営費について(支援のお願い)(2/3)
====とはいえ、無駄を省きつつ、取り組んできたものを持続していきたいのです。
ついては、2024年はもう少し積極的に支援を募っていこうと思います。
2023年7月にも同様の内容をアナウンスしていますが、
https://fedibird.com/@noellabo/110758432044994332
https://fedibird.com/@noellabo/110758504812079195目標としては、支援で運営コストをすべてカバーできる状態を目指しています。
そうしないと、イレギュラーの発生時に余力がなく破綻したり、私が動けなくなった時に誰も引き継げないからです。(Sujitechには感謝していますが、まさかFedibirdまでSujitech運営というわけにはいかないでしょう?)
また、私がこちらに手一杯で新しい取り組みに着手できないという問題もあります。
2023年はFedibirdの検索機能を大幅に拡充しました。Fediverse日本語圏では有数の、まともに検索が機能するサーバになったかと思います。
たとえばこの能力を、外部のサーバから利用可能にできたらいいなと考えているのですが、必要なサーバを増設するなどの余裕がないのです。
(つづく)
Fedibirdの運営費について(支援のお願い)(3/3)
====Fedibirdのサービスは無料です。
運営に必要な費用は支援者と運営者で賄いますので、今後とも利用者が負担する必要はありません。
しかし、快適で安定したサーバ環境を持続的に維持するためには、分散された財源による安定した資金が必要です。
そこで、利用者自身でサービス維持に参加する方法を用意しています。
Fedibirdを安定利用できるよう維持に参加したい方、Fedibirdの理念に賛同し維持継続を後押ししたい方は、Open Collectiveによる寄付窓口よりご協力をお願いします。
https://opencollective.com/fedibird-infrastructureできるだけ多くの方に少しずつ協力いただけるとありがたいのですが、くれぐれも無理はしないでください。
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なお、この寄付窓口については、インフラに必要な費用に限定しています。このサーバが長く安定して続くことに対して、自分も関与していきたい、という方にご参加をお願いします。
また、サーバの安定維持に寄与する以外の特典はありません。
※ OpenCollective上で寄付者として名を連ねることはできます。匿名にすることも可能です。
7月に14.5万円だったのが、18万円にまで増えているそうです。2023年は800人から130万円の寄付があり、170万円の赤字になったそうです。
状況
現在の登録状況の説明が続きました。
いろいろ推敲している間に消えた文章、脈絡がないですが、もったいないのでオマケでぶら下げておきます。
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前年の11月のTwitterのオーナー変更から始まった大移動によるものですが、Fediverseの利用者が激増しました。
fedibird.comも、前年10月頃は4,000人ほどだった登録者が2月1日には26,712人に増え、新規登録を招待のみに変更しました。
fedibird.comの利用者であれば招待URLを自由に発行できますし、私も何度か配布してきましたので、その後も緩やかに増え続け、12月30日現在は38,782人となっています。
現在、月間のアクティブユーザーは1万4千人、週間だと1万1千人ほどです。ピーク時は週間で1万5千人ぐらいになっていましたね。
人数増に対応するために、2月4日にベアメタルサーバ3台体制、2月11日にさらに追加で4台体制化、AWS – S3でまわしていたオブジェクトストレージをWasabiへ移行する(5月)などの対策を取りました。
nightly.fedibird.comは登録数がfedibird.comの100分の1しかない小さなサーバですが、こちらも利用者が増えてパワー不足になってきたので、9月24日にサーバを2台構成に変更しています。
ぐぬ管 (GNU social JP管理人)|gnusocialjp@gnusocial.jpreplying to noellabo|noellabo@gnusocial.jp@noellabo 「[にじみす.moeのキャッシュアウト騒動 | GNU social JP Web](https://web.gnusocial.jp/post/2023/08/03/7719/)」と似たような感じです。 ユーザーが多くて赤字で困るなら、それは単に規模に見合っていないだけなので、破産する前に素直に直接の負担になっているアクティブかつ支援のないユーザーから順番に制限かけるなどして、縮小したほうがいい気がします。集中SNSに傾倒して規模を大きくすれば費用がかかるのは当然なので。
「Mastodon巨大サーバー集中化の問題とfedibird.comの一般登録停止 | GNU social JP Web」で紹介した通り、2月に新規登録を招待制に変更し、12/30時点でユーザー数38782名、月間アクティブユーザーは1.4万人とのことです。
「にじみす.moeのキャッシュアウト騒動 | GNU social JP Web」と同じ状況だったので、素直に規模を縮小すれば?と助言したら無視されました。そのまま破産すればいいと思います。X/Twitterが資金繰りのためにサービスを変更する気持ちもわかるでしょう。これでサービス縮小するなら、X/Twitterを批判する資格はないです。「報道: Misskey.ioの突然の負荷テストは連合サーバーに大迷惑? | GNU social JP Web」と同じです。X/Twitterを批判するくせに、いざ自分が同じ立場になって、うまく解決できるのか?という話です。
メガサーバーが規模を縮小すれば、他の周辺ミドルサーバーに人が流れて、それでうまく分散されます。それが分散のあるべき姿でしょう。
「報道: Firefishの現況は壊滅状態/後継プロジェクトCatodonの発表 | GNU social JP Web」と同じで、資金計画なしでうまくいくわけないです。無視されたのが不愉快だったので、もうこちらからは関わらないです。
寄附
OpenCollectiveの寄付方法が英語でわかりにくいとあり、説明がありました。
詳細プロフィール。SNS: X Twitter/GS=gnusocialjp@gnusocial.jp/WP=gnusocialjp@web.gnusocial.jp。2022-07-17からgnusocial.jpとweb.gnusocial.jpのサイトを運営しています。WordPressで分散SNSに参加しています。このアカウントの投稿に返信すると、サイトのコメント欄にも反映されます。
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