概要
「公式: AT Protocolで現状構築可能なものと今後可能なもの | GNU social JP」で今後構築可能なものの予定として、2023-10-11の同日に「2023 Protocol Roadmap | AT Protocol」のAT Protocolの公式記事が投稿されていたので紹介します。
内容はATPの2023年のロードマップです。
2023 Protocol Roadmap
ATPのバージョン1のリリースに至るまでの言ざおのATP開発計画を説明します。
ATPの概念と用語に精通した人向けの説明です。基礎となるプロトコル自体の機能が対象で、プロトコル上のアプリやLexiconではありません。特に、Bluesky用のapp.bsky.*のLexiconについては説明しません。
- 2024年の初めに実稼働での連合の実現予定です。
- コスト効率の高い方法で連合サーバーからの大量のコンテンツ流入を処理するため、Blueskyの関連インフラと運用上の変更が進行中。
- ガバナンスとコアプロトコルの正式版を標準化団体に提出予定。現在、初期の働きかけを行っており、連合の開始と同時に本格的な対話を開始予定。
「Protocol Roadmap Discussion · bluesky-social/atproto · Discussion #1735」でロードマップへの意見を共有してください。
Getting to Federation
AT Protocolは連合ソーシャルWebプロトコルとして設計されています。現在の開発の優先事項は、独立したPDSサーバーとの連合のプロトコル上の問題の解決です。ポイントの一部は以下です。
- Account Migration: ATPの差別化機能の一つがIDとコンテンツの両方をPDSから別のPDSへのシームレスな移行です。基礎は整っていますが、文書化が必要な詳細がいくつかあります。
- Auth refactor: サードパーティー認証フロー (OAuth2など) を改善し、検証可能なサービス間リクエスト (UCANなど) に対応したいと考えています。これらには、認証 (誰か) と認可 (権限) の両方が含まれます。既存の標準を統合した適応が期待されます。
- Repo Event Stream (Firehose) Iteration: Firehoseが提供するリポジトリ―コミットの完全なストリームを購読します。効率と開発者UX工場のために、いくつかの改善とオプションを検討しています。これらには、シーケンス番号の「エポック」、シャーディング、帯域幅削減のためのMSTノード (”proof”チェーン) 削除のためのオプション、アカウントのライフサイクルイベントの変更。
- Third-party Labeling:検証用の暗号署名を含む多くのソースから、ラベルの購読配布のためのプロトコルレベルの機能。Lexiconはほぼ設計済みですが、AppViewリファレンス実装には含まれないため、文書が必要。
- Account Status Propagation: アカウントの終了、自己削除などのアクションは、現時点ではブロードキャストされませんが、観察はできます。何らかの形式の明示的なシグナルがあると役立つ可能性があります。アカウント削除のみではなく、オプションとして一時的な無効化も許可したいと考えています。
- Refactor Moderation Actions: com.atproto.admin.* Lexiconには、特定の通報を解決するアクションの概念があり、操作が硬直しています。リファクタリングには、「subject」を更新する、より柔軟な「イベント」 (通報とぷりあべーとフラグまたは両方) が含まれます。他のadmin Lexiconに重大な変更の可能性があります。
- Legacy Record Cleanup: 連合開始まで残りわずかですが、その雨にレコードを書き換えて、レガシーデータや無効なデータを削除可能です。
Operational Changes for Federation
今後数週間から数か月の間に、いくつかのインフラの変更が計画されています。事前に連絡予定ですが、開発者とサービスへの混乱、ネットワークへの連携とのバランスを取っています。
詳細プロフィール。SNS: X Twitter/GS=gnusocialjp@gnusocial.jp/WP=gnusocialjp@web.gnusocial.jp。2022-07-17からgnusocial.jpとweb.gnusocial.jpのサイトを運営しています。WordPressで分散SNSに参加しています。このアカウントの投稿に返信すると、サイトのコメント欄にも反映されます。
Comments