記事: ATP/BlueskyがP2Pではない理由

protocol/ATP/atproto

前回: 記事: Blueskyでの黒人差別騒動 | GNU social JP Web

ATP?Blueskyのメイン開発者の一人のPaul Frazeeが自身のサイトでATP/Blueskyについての記事を公開していて話題だったので紹介します (分散型SNSのBlueskyはP2P技術からどういった影響を受けているのか? – GIGAZINE)。

2024-01-21の「Why isn’t Bluesky a peer-to-peer network? | Paul’s Dev Notes」が元記事です。なお、この記事の直前に「Why not RDF in the AT Protocol? | Paul’s Dev Notes」「Why RichText facets in Bluesky | Paul’s Dev Notes」も公開されています。

今回の記事では、ATP/BlueskyがP2Pからどのような影響を受けているかを説明したものです。

一般的なWebサービスは、サーバーとクライアントに役割を分担して、クライアントがサーバーにアクセスして通信を行うクライアント・サーバーモデルです。これはサーバーを管理する集中的なSNSでなされます。データが単一サーバーに置かれるため、効率的な一方、運営の透明性やセキュリティーリスクなどの欠点があります。これに対するのが分散型SNSです。

Blueskyが分散型を採用しているのは、P2Pの利点を組み合わせるためです。P2P自体は古くから存在しており、ファイル転送のBitTorrentもP2Pです。Blueskyではこれと同様に、PDS上のリポジトリ―にデータコレクションを保存しており、ハッシュツリーを採用して、信頼性の検証を効率的に行えるようになっています。

ただ、Bluesky自体はP2P自体ではなく、連合型でもないです。P2Pには、データの同期やパフォーマンス上の問題があり、これを解決するためにP2Pを合成しました。ATプロトコルのATがAuthentication Transferであり、認証されたDB暗号構造が本質で、暗号データウェブと呼ぶのが正確かもしれないそうです。

今回の記事では、Paul Frazeeの過去の職歴も明かされており、過去のキャリアの中でのP2Pに実装経験などが明かされていました。

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