概要
先日、のえるがFedibirdのサークル機能について紹介しており、後々見返せると便利だろうと思ったので紹介します。
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Fedibirdにあるサークルっていうのは、
・もともとMastodonで実装するつもりで開発されたもの(基礎のコードはEugenさんが書いた)
・サークルを連合させる基本機能(Bearcaps)は既に実装され、Mastodonに組み込まれて普及している
・Mastodonで開発を進めたが、見込んでいた形に落とし込めなかったので結局実装されなかった
・Fedibirdにあるコードは、その最終状態のものの生き残り(終盤のコードはほとんど私がかいたため)
・自分が指定したフォロワーにだけみえる投稿ができる機能(送信相手はフォロワーである必要がある)
・サークルは事前定義できるが、投稿時点の内容が使われ、あとで変更しても遡及して反映されない
・受け取ったフォロワーは、他に誰がこの投稿をみることができているのか、一覧が提供されないのでわからない
・返信すると、投稿者のサーバを通して、その元投稿の受信者に配送される(誰に届くかは元投稿者以外はわからない)
・Bearcapsだけ実装しているMastodonには連合を通じて届く(フォロワー限定にみえる)
・Fedibirdの『相互フォロー限定』は、投稿時点の相互に対するアドホックなサークル投稿
#fedibird #fedibird_info
サークルときくと、Google+を思い浮かべる私ですが、中身は「Twitter: 公開範囲指定の新機能「Twitterサークル」 | GNU social JP」と同様の、指定フォロワー限定投稿です。なお、Twitterサークルは「Twitter: 閲覧制限続行、ログイン必須解除/X改名/TweetDeckの新版、Community Noteの日本開始、広告収益分配プログラム開始、サークル廃止 | GNU social JP」で紹介した通り、2023-07-08に廃止予告がありました。
Fedibirdの公式?情報としては「マストドンのサークルとコミュニティの話 – noellabo’s tech blog」で紹介されています。基本的な機能は以下です。
- 指定フォロワー限定投稿。サークルに配信先フォロワーを登録しておき、サークルに投稿することで、指定フォロワー限定投稿を実現。
- 受信者は他の購読者の把握不能。
- サークルに返信すると、元投稿者とサークル登録者が閲覧可能。
- サークル参加者は投稿時点の内容が使われ、変更しても過去に遡及して反映されない。
有名人やアーティストがフォロワー限定投稿実現に役立つ機能です。有料会員限定投稿など、収益化機会の提供にもうまくやれば応用可能な基本機能です。
Fedibirdではサークル機能を使って、投稿時点の相互フォローにだけ配信される「相互フォロー限定」機能もあります。
以下のソフト・サーバーはサークル機能に対応しています。
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