概要
「設置: WordPressへのPaid Memberships Proの導入 | GNU social JP」でセットアップウィザードに従って、デフォルトの会員レベルと会員ページを作成しました。
ここから中身を詰めるために、個別設定を紹介します。「Step 1. Add a New Membership Level」を参考にしました。
設定
1. [Memberships]-[Settings]-[Levels] が会員レベル (Membership Levels) の設定画面です。
2. [+Add New Level] を選ぶと会員レベルを追加できます。既存の項目の [Edit] を選んでも同じ設定画面が表示されます。
3. [What type of membership level do you want to create?] 画面が表示され、会員期間に応じた項目の選択画面が表示されます。
- Free: 無料で無期限。
- Monthly: 月単位。
- Annual: 年単位。
- One Time: 単発。
- Lifetime: 買い切り。
- Trial: 更新時に決済。
- Advanced: 全設定を表示。
- Approval: 管理者が加入可否を判断。
- Gift: 第三者に会員権の贈呈。
Free/Monthly/Annual/One Time/Trialあたりを用途に応じて選ぶことになると思います。今回はMonthlyを選んでみます。
4. [Add New Membership Level] 画面が表示され、会員レベルの内容の設定画面になります。
- General Information
- Name: 会員種別名。
- Description: Checkout (購入) 画面に表示される会員種別の文章。
- Confirmation Message: Confirmation (購入確認) 画面に表示される文章。
- Check to include this message in the membership confirmation email.: オンだと確認メールアドレスにも [Confirmation Message] を記載。
- Billing Details
- Initial Payment: 登録時の金額。
- Recurring Subscription: オンだと定期支払。
- Billing Amount: [Recurring Subscription]=trueで表示。更新期間と金額。
- Billing Cycle Limit: 更新回数上限。
- Custom Trial: オンだと独自の試用期間用の設定を表示。
- Trial Billing Amount: [Custom Trial]=trueで表示。最初の指定回数分の購読の金額を設定。
- Expiration Settings
- Membership Expiration: オンだと会員に有効期限を設定。
- Expires In: [Membership Expiration]=trueで表示。有効期限。
- Content Settings
- Categories: 選択カテゴリーによる閲覧制限。
- Single Posts: 投稿単位の閲覧制限。
- Single Pages: 固定ページ単位の閲覧制限。
- Other Content Types: カスタム投稿タイプ単位の制限。
- Other Settings
- Disable New Signups: オンだと新規登録を禁止する。
今回は [Premium] という名前で毎月1000円 (Initial Payment/Billing Amount=1000) を入力して [Save Level] を選びます。
5. これで会員レベルの登録は完了です。決済の設定をしない限り、申し込んでも課金されません。画面上部に [Next step: Set up your SSL certificate and payment gateway.] とあるように、決済の設定が必要です。
設定画面にはありませんが、WordPressの投稿、固定ページ、タグ、カテゴリーにも [Require Membership] の会員レベルの閲覧制限項目が追加されており、そちらの画面でも制限することが可能です。
会員限定にしたい投稿にタグかカテゴリーを割り当てておいて、それを会員レベルに割り当てるのがシンプルでわかりやすそうです。
管理
なお、会員レベルを作ってもサイト管理者も会員レベルに加入しないと、自分自身も閲覧制限にひっかかります。特に有料記事がプレビューできなくて困るでしょう。
「An Easier Way to Preview Your Site as a Member or Non-Member」にその対策があります。
プロフィール ([Users]-[Profile]-[Membership Level]) から会員レベルを変更すればいいです。最上位レベル会員にするとよいでしょう。
非会員のサイト訪問者としてプレビューする場合、Webブラウザーのプライベートウィンドウ、シークレットモードを使用します。
ただし、この方法だとログイン状態の非会員としてはプレビューできません。例えば、会員以外のWordPressユーザーや期限切れのユーザーです。
他の方法に、User Switchingプラグインがあります。これを使うと管理者アカウントとしてログインしたまま、別のアカウントとしてログインしているようにプレビューできます。この方法だと、ダミーのアカウントを作っておく必要があり、やや面倒です。
ひとまず、管理者アカウントを最上位レベルの会員に所属させておけばそれで大丈夫だと思います。
結論
会員レベルの設定でした。この時点で無料会員だと既に機能します。
金額や期間を設定するくらいで、そんなに難しい話ではありませんでした。自分自身も会員レベルに登録が必要な点には注意が必要です。
実際に課金する場合は、決済の設定が必要です。これは使用する決済サービスの設定も併せて行う必要があり、厄介なので後に回します。
また、閲覧制限対象、会員レベル別の違い、金額設定はビジネス上極めて重要なので、別の記事で取り扱いたいと思います。

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