書評☆4: 発達障害でIT社長の僕 | 発達障害者の成功・仲間作りの鍵は「環境」

概要

• 書名: 発達障害でIT社長の僕
• 副題:
• 著者: 齋藤, 秀一
• ISBN: 9784344932180
• 出版: 2021-03-19
• 読了: 2023-06-16 Fri
• 評価: ☆4/5

ASDについて調査していて「書評☆4: 自閉症スペクトラム | 幼児教育にやや焦点があたったASDの著名本のポイントは「自律」と「ソーシャル・スキル」 | GNU social JP」の次に読んだ本です。

ASDは治療不能なので、発達障害者の成功方法のヒントにしたいと思って、発達障害者でIT起業の社長というが書いたという本書を読みました。

評価

書名通り、発達障害持ちでIT企業の社長でもある著者のこれまでの経歴・経験が記された自叙伝でした。

著者の経歴の時系列にそって以下の3部構成の内容でした。

1. 就職までの発達障害者の苦悩
2. 就職から起業まで
3. 起業から発展・現在まで

著者は医師の診断を受けていないものの、本書を読む限り、ADHD中心で一部ASD傾向のある併発型のグレーゾーンに感じました。自認があるのであれば、医師の診断を受けてはっきりさせるべきだとは思いましたが、本人はもう困っていないのでしょう。ここは自称発達障害者の内容になる点が残念でした。

発達障害者がどうやれば成功できるかの観点で読んでおり、参考になったのは特に最後のほうです。

gnusocialjp

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