概要
- 書名: Software Design 2023年8月号
- 副題:
- 著者: Software, Design 編集部
- EAN: 4910058270835
- 出版: 2023-08-18
- 読了: 2023-10-12 Thu
- 評価: ☆3/5
- URL: https://web.gnusocial.jp/post/2023/10/26/
「書評☆4: Software Design 2023年7月号 | 世界初?のNostr商業誌は分散SNS全般の簡単な概説 | GNU social JP」に続く、Nostr連載です。
「新刊: Software Design 2023年8月号 | Nostr連載2回目はつるるんの「Nostrのしくみ」 | GNU social JP」で紹介もしました。図書館で予約していてようやく借りれて読んだので紹介します。
評価
Nostr連載2回目はつるるんの「Nostrのしくみ」を主な目当てで読みました。その他に、BaselineやNewSQLの紹介などがあって、知らなかったので参考になりました。
肝心のNostr連載は、Nostrで特徴的な基本的な機能、リレー、アプリの紹介がメインでした。調べたらすぐわかりそうな内容が多くて、そんなに価値は感じませんでした。が、Nostrでなぜダチョウが登場するのか、有料リレーの紹介など、ニッチな情報がありそこは参考になりました。
Nostrのしくみというからけっこうコアな内容があるかと思いましたが、けっこう表面的な感じでした。
参考
p. 3: 第176回 ITエンジニア必須の最新用語解説 Baseline
BaselineというWebブラウザーの標準機能が安定しているラインの基準が紹介されており、知らなかったので参考になりました。
p. 61: 今知りたいTiDB入門 新時代のNewSQLデータベースの基礎知識
NewSQLという、RDBMSとNoSQLの両方の特徴を有したDBMSで、「分散性をもったRDMライクなデータベース」です。
RDBMSはACID特性を担保できる一方で、拡張性という点で課題がありました。そこで、高い拡張性を持ちながら、ACID特性を持つトランザクションを可能にするためにNewSQLが開発されました。すなわち、NewSQLは分散データベースでありながら、強い整合性も持っています。
デメリットとしては、NewSQLは一般的にスケール可能なRDBMSという位置づけであるため、非構造化データを扱いづらいという点が挙げられます。また、近年生まれた技術ということもあり、導入や運用におけるコストはやや高い傾向があります。
RDBMSとNoSQLを比較したときに、直感的にNoSQLのほうがメリットが多いと感じた方もいるかもしれません。しかし、銀行システムや予約システムなどのようにACID特性を担保できないとサービスとして成立sないケースではRDBMSが採用されることが多いです。
このようにデータの一貫性を担保したいケースではRDBMSを利用し、一貫性よりも「大容量のデータを高速で処理させたい」「データの構造があとから変更されやすい (そのため、柔軟に対応できるようにしたい)」といったケースではNoSQLを利用することをお勧めします。
そして、導入や運用における大きなコストを許容できる大型のシステムの場合は、NewSQLの採用することをお勧めします。
NewSQLという新しいタイプのDBの紹介でした。
p. 116: 新時代の分散型SNS Nostr 第2回 Nostrのしくみ
2回目の連載はつるるん (_@ROBO358.com) でした。リレーや、主な機能、アプリ・サービスの紹介がありました。
リレーとアプリを以下に引用します。
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