LGBT: スペインでの性別変更簡易化法案の可決

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LGBT関係の話題として、スペインで性別変更簡易化の法案が可決されたとの報道があったので紹介します。

情報源

法案は、16歳から法律上の性別変更手続きの際に、保護者の同意や医師の診断書を不要とする内容でした。2023-02-16 Thuの議会で191対60の賛成多数で可決されました。

スペインでは、これまでは法律上の性別変更手続きには、性別違和(生物学的な性別と性自認に違和感がある状態)の診断書に加え、2年間のホルモン治療が必要とされてきました。今回の法案成立により、性別変更の手続きに要する期間が3-4か月に短縮されました。16歳以上であれば、保護者の同意も不要です。ただし、12-13歳の場合は裁判所の判断、14-15歳の場合は保護者の同意が必要です。

賛成多数で可決されたものの、30 %程度の反対があり、全面的に歓迎されているわけではないようで、フェミニストや女性の権利の支持者が反対派のようです。

医師の診断が不要な、自己申告での性別変更の法案は、EUでは2014年のデンマークが最初で、現在では9か国が採用しているそうです。診断ありでの性別変更は、1972年のスウェーデンが初めてだそうです。

未成年でも、医師の診断不要で、自己判断のみで性別変更可能となったのが画期的な内容の法案成立でした。

EUはトランスジェンダーの権利拡大が進んでいるようです。医師の診断不要で自己判断のみで性別を変更できるというのが、性別とは何なのかという社会的合意に対して根本を問いかけるもので、是非はありそうです。

今後も拡大していくのか、いずれは日本でも議論されることなのか、動向に注意します。

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