役務: 中国、イラン、トルコ、ロシア、スリランカからのドメインブロック確認サイト [Test if a site is blocked in X]

service/block
概要

先日、「ドメインブロック確認サイトfedi-block-api | GNU social JP」で分散SNSでのドメインブロックの確認サイトを紹介しました。 これと似たもので、中国政府によるドメインブロックの確認サイト「Test if Any Site is Blocked in China and Learn How to Access it」を紹介します。「速報: 中国政府によるMisskey.ioの遮断 | GNU social JP」で使用したサイトです。

中国では金盾 (きんじゅん)、通称グレート・ファイアウォール (Great Firewall, GFW)、というインターネット検閲システムが運営されています (参考: グレートファイアウォール(金盾)とは?世界最高峰のセキュリティを誇る中国の壁|サイバーセキュリティ.com金盾 – Wikipediaグレート・ファイアウォール – Wikipedia)。

このシステムの検閲対象には、Google/YouTube/Twitter/Facebookといった欧米の有名サービスが含まれており、対象サイトは中国からのアクセスが禁じられます。中国政府によるドメインブロックとみなせます。

場合によっては、分散SNSのサーバーも対象になることがあり、中国人の知り合いを紹介する場合などで、事前に把握できると便利です。

金盾の確認サイトはいくつかあります。comparitech社が運営する「Test if Any Site is Blocked in China and Learn How to Access it」は以下の観点から一番信頼できると感じたので紹介します。

なお、こちらのサイトは「Free privacy and security tools from Comparitech.com」で中国の他に、イラン、トルコ、ロシア、スリランカによるドメインブロックも確認できます。

方法

説明するほどでもありませんが、中国を例に使用方法を簡単に紹介します。

まず「Test if Any Site is Blocked in China and Learn How to Access it」にアクセスします。その後、[Domain to check] に確認対象ドメインを入力 (例: misskey.io) し、[Check] を選びます。

すると、画面下部に中国の地点ごとにアクセス可否 (拒否=×、許可=✓) で表示されます。

結論

中国、イラン、トルコ、ロシア、スリランカによるドメインブロックの確認サイトを紹介しました。

日本は中国とロシアと近隣国であるので、特にこれらの2国のドメインブロックの状況確認は便利かもしれません。

私が確認したところ、[mastodon.social/pawoo.net/misskey.io] の3ドメインは中国からブロックされていました。一方、[mstdn.jp/fedibird.com] は許可されていました。なお、ロシアはいずれも許可されていました。

推測ですが、金盾では中国人の通信が検閲されているので、中国人ユーザーの利用による中国政府のアクセス検知有無がブロック対象可否につながるのではないかと思いました。misskey.ioで中国人ユーザーの報告があって判明したことからこう推測しました。

中国人やロシア人の知り合いを分散SNSに紹介する際や、ユーザーからアクセスできないとの連絡があった場合に確認するとよいでしょう。

Comments

  1. かき says:

    うーん…僕が主に使っているMastodonサーバーにも中国人が割といるんですよね。気になるな。

  2. かき says:

    幸い、懸念していたサーバーはブロック対象外でした。
    ところで、Suji Yan氏のこの投稿はご覧になりましたか?
    https://mstdn.jp/@Sujiyan/109579181130646037

    • GNU social JP管理人 says:

      コメントありがとうございます。今のところ大型サーバーが中心なので、小型なら見過ごされているかもしれません。あるいは、ユーザーがうまくVPNなどで賢く回避しているのかもしれません。

      sujiyanのそちらの投稿はアクセス停止中のときだったようで、通知を受け取れていませんでした。お知らせありがとうございました。今日は攻撃がおさまっているので、内容を確認していきます。

    • GNU social JP管理人 says:

      なお、昨日の投稿に書いたとおり、現在このサイトはgnusocialjp@web.gnusocial.jpのアカウントで分散SNSに入っていますので、そちらの該当投稿に返信すると、分散SNSのアカウントからも返信できます。

      wordpressと分散SNSのどちらのアカウントでコメントするかはお任せしますので、よければお試しください。

  3. This Article was mentioned on web.gnusocial.jp

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