記事: 特殊なOwncastの2023年は成功の1年

前回: 記事: インスタントメッセンジャーの歴史から学ぶ分散SNS戦国時代 | GNU social JP Web。

「アプリ: OwncastのiOS/tvOSアプリOwncastsの公開 | GNU social JP Web」で以前Owncastについて紹介しました。この記事作成時に、直前の著者の記事でOwncastの2023年の説明がされており、重要に感じたので紹介します。

2024-01-06 Satの「Thank you for making Owncast a success in 2023 · Gabe Kangas」が情報源です。

• 開発の最大の成果はReact/TypeScriptへのUI書換 (Owncast v0.1.0 Retrospective – Frontend Web Rewrite · Gabe Kangas)。
• 個人のハイライトとして、Ubuntuサミットでの登壇 (Freedom, flexibility and fun. Taking back your live streams with Owncast. – YouTube)。
• Owncastについての説明に戸惑う1年。Owncastはデスクトップアプリのように自分一人で使うようなアプリ。Mastodonを含む複数ユーザーのサービスと根本的に異なる。ユーザー数というわかりやすい数字での比較はできない。リンゴとオレンジを比較するようなもの。
• 教会、ポルノサイト、会議、音楽会場、結婚式場など、一般的な場面では登場しないが必要とする人々がいる。視聴者や注目が必要ではないユースケースのためにある。
• Owncastのストリームがすぐに消えていくのを何度も見てきた。新しい公開を著者が気づいていないわけではない。他人の注目に関係なく、インターネットの構築に参加することが重要。
• ユーザーへの感謝。Owncastへのポジティブな意見に感謝している。
• 財政支援者への感謝。今年はアプリ公開のために法律事務所を利用するなどお金が必要で、DMCA削除の対応なども必要だった。
• 地域社会への貢献。Owncastのライブストリーミングは一般的にかなり孤立しているため、コミュニティー構築がかなり困難だった。「DJ MXKS」が「Owncast Newsletter – Owncast」を開始した。また、「Owncast」のコミュニティーチャットも用意している。
• 2024年。“interactive/twitch-style”ストリーマー向けのことにも取り組む。簡単な使用方法にも取り組む。

用途が特殊なOwncastは著者がほぼ一人で開発・運営しているような状況であるものの、ニッチな支援者でうまくいっているようです。独特なOwncastに興味を持ったので紹介でした。