同性婚に関する集団訴訟が全国で5件なされており、その3例目の地方裁判所 (東京) 判決が2022-11-30 Wedに報道され話題だったので紹介します。
裁判の概要は以下の通りでした。
- 期日: 2022-11-30 Wed
- 原告: 東京都在住同性カップル8人
- 被告: 国
- 訴状: 同性婚の否認は違憲なので、損害賠償を請求。
- 結果: 原告棄却
- 判決: 同性パートナーと家族になるための法制度が存在しないことは、個人の尊厳と両性の本質的平等を定めた憲法違反の状態。しかし、法制度の構築は立法の裁量に委ねられているため合憲。
同性パートナーと家族になるための制度の不在は違憲状態だが、法制度の構築は立法の裁量のため、現状は合憲。というなんとも歯切れの悪い結論でした。
内容からして、現状の法体制上は合憲だが、法制度の整備が必要というような解釈に感じました。
過去の判例では、大阪地裁は合憲、札幌地裁は違憲、東京地裁は合憲だが違憲状態という結果でした。
判決のポイントとしては、憲法24条の条項の適合性が判断されました。法解釈の要旨は以下でした。
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