概要
「Cloudflare上で簡単設置可能なMastodon互換実装Wildebeest | GNU social JP」で2023-02-18に紹介したWildebeestが開発終了したとの情報があったので紹介します。
2023-08-01の以下の投稿群で認知しました。
Maekawa Minoru|err931@tech.lgbtWildebeestが逝去されました。ここにお悔やみ申し上げます。
GitHub – cloudflare/wildebeest: Wildebeest is an ActivityPub and Mastodon-compatible server
https://github.com/cloudflare/wildebeest
Wildebeest(CloudflareのサーバーレスMastodon互換実装)が開発終了してしまった。足りない機能や接続の互換性の問題が放置されてたので継続性が怪しまれてはいたけど、選択肢が減るのは残念。
https://github.com/cloudflare/wildebeest/
リポジトリ―を確認すると、2023-07-31の「adds maintenance warning to README · cloudflare/wildebeest@b1be6a5」で以下の警告文が追加されました。
> :warning: This project has been archived and is no longer actively maintained or supported. Feel free to for this repository, explore the codebase, and adapt it to your needs. Wildebeest was an opportunity to showcase our technology stack’s power and versatility and prove how anyone can use Cloudflare to build larger applications that involve multiple systems and complex requirements.
プロジェクトをアーカイブして、積極的な保守や対応を終了しました。WildebeestはCloudflareの技術スタックとサービスを紹介し、誰でもCloudflareで大規模アプリ構築が可能なことを証明するデモで、その役目を果たしたようです。
発表時には公式ブログ、公式アカウント (Cloudflare (@cloudflare@cloudflare.social) – Wildebeest) で告知がありました、今回はSNSのアカウントでの告知はありませんでした。CTOのWildebeestのサーバーは終了していました。
なお、今回の終了のコミットの前は2023-03-27の「Merge pull request #402 from cloudflare/sven/follow-for-move-action · cloudflare/wildebeest@3342a88」で、発表後2か月程度で実質開発終了状態でした。
何の告知もないまま放置するよりかは、開発終了の意志を表明しただけましかもしれません。
「Forks · cloudflare/wildebeest」でいくつか活発なフォークがあるようなので、今後Wildebeestを使うつもりなら、これらから選ぶとよいかもしれません。
問題
なお、今回の開発終了の2週間ほど前にWildebeestの問題点を指摘する投稿がありました。
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