概要
「報道: Metaの新SNS Threadsの公開 | GNU social JP」で紹介した通り、2023-07-05 WedにMetaのThreadsが公開されました。私自身は2週間遅れの「設 置: Threads公式Androidアプリのインストールと画面一覧 | GNU social JP」で初めて触りまし た。
サービス開始直後から複数名の第一印象の報告がなされていました。特に興味深いものをThreadsの所感としてまとめて記録します。以下 の投稿を参考にしました。
登録
Threadsは招待制を取らず、EUを除く公開した100か国に一斉公開しました。初日で3000万人、5日で1億人のユーザーが登録し ました。この短期間でこれだけのユーザーが登録したことも驚くべきことですが、これだけのユーザーの殺到が起きても問題が起きなかったことに も驚くべきでしょう。
サービス開始時やユーザー殺到時には、サイトの負荷が急激に上昇するため、ユーザー数・負荷の上昇を緩やかにするために招待制をとることが あります。Blueskyは招待制ですし、Misskey.ioもユーザーが殺到して一時的に招待制にしました。
そういった対策を一切せずに、全世界で一斉に登録を受け付けるというSNS世界王者の実力を見せつけました。
単に予算があってインフラあればできるものではなく、SNS特有のトラフィックを処理するためのノウハウを持っていて、能力があるからでき る芸当です。アプリ自体も重くて固まったり、その後の動作の不具合の目立つ報告もありません。
準備
Threads開始時は、スマホアプリだけが用意されており、Webブラウザーからは閲覧しかできません。ハッシュタグもなく、投稿の検索 もできません。機能的には未完成という指摘はあります。
未完成ではあるものの、かなり慎重に準備を進められてきたというのも事実でしょう。というのも、事前にInstagram経由でインフルエ ンサーを勧誘しており、サービス開始と同時に盛り上げる準備をしていました。また、日本ではJASRACとの利用許諾契約がすぐに締結された というのも事前準備の良さを示します。
また、Threadsというアプリ名は、元々2019年にInstagram内のメッセージングサービスとして使われた名前でした。それを 流用しています。この件については、Instagram代表のAdam Mosseriは取材 (取 材: InstagramがThreadsでTwitterに対抗する理由とクリエイターの重要性 | GNU social JP) でも特に言及していません。おそらく、取得済みの商標の流用が目的でしょう。
取材でもあったように、新規アプリの構築は成功確率がかなり低いことを強調しており、
詳細プロフィール。SNS: X Twitter/GS=gnusocialjp@gnusocial.jp/WP=gnusocialjp@web.gnusocial.jp。2022-07-17からgnusocial.jpとweb.gnusocial.jpのサイトを運営しています。WordPressで分散SNSに参加しています。このアカウントの投稿に返信すると、サイトのコメント欄にも反映されます。
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