書評☆3: すぐに役立つ他人に言えない・聞けないケース別　文書の書き方と問題解決の法律知識 | 行政書士が凡人健常者向けに考えた法的効力不明な文書例

概要

• 書名: すぐに役立つ他人に言えない・聞けないケース別　文書の書き方と問題解決の法律知識
• 副題:
• 著者: 大門, 則亮
• ISBN: 9784384042887
• 出版: 2010-02-10
• 読了: 2024-04-23
• 評価: ☆3/5
• URL: https://web.gnusocial.jp/post/2024/08/14/

評価

刑事告訴について調べていて検索キーワードにヒットしたので読みました。書籍は書籍名通り、他人に相談しにくいようなセンシティブな内容の文書の書き方についての文例集です。行政書士が著者なので、法律の専門家ではないので、法的効果というよりかは、こういう事務的なやりとりが得意な人で、そういう無難な内容の文例が大半です。

唯一参考になりそうだったのは以下です。

• p. 240: 文例4 侮辱した相手を訴える
• p. 242: 文例5 名誉を毀損した相手を訴える

ただ、章構成が以下で当たり障りないテンプレートで、これくらいネットで調べればわかるような内容です。

1. 告訴の趣旨
2. 告訴事実
3. 告訴に至る経緯
4. 立証方法

読み物としては面白いかもしれませんが、わざわざ読む必要があったのか？と思うような一般的で当たり障りない内容でした。

クレームの書き方とか、相手が対応しないなら意味ないわけで、当たり障りなさすぎて、効果あるように思えなかったです。

結論

一般的で当たり障りない内容だったものの、塵も積もれば山となるというように、これだけケース別にまとまっていれば、役立つ人はいるでしょう。

私のケースだとあまりピンポイント過ぎて役立ちませんでした。必要な場面になっても、ピンポイントで調べるなりしたほうが、他にまともな文例が出てきそうな気もしますし、今なら対話AIにきいたほうがよいかもしれません。