前回: 報道: ドナルド・トランプ前大統領のX/Twitterでの2年半振りの投稿は選挙資金調達が目的? | GNU social JP Web。
久しぶりの政治関係の報道紹介です。過去に「速報: 英新首相リシ・スナク就任 | GNU social JP Web」「速報: イタリア初の女性首相ジョルジャ・メローニ就任は欧州政治のターニングポイントか? | GNU social JP Web」同様に、新首相就任の報道がありました (フランス初のオープンリー・ゲイの首相が誕生しました | Magazine for LGBTQ+Ally – PRIDE JAPAN)。
2024-01-09 Tueにフランスのマクロン大統領が、8日に辞任したボルヌ首相の後任として、国民教育相を務めてきたガブリエル・アタル (34歳) を新首相に任命しました。戦後最年少の男性で、同性愛を公表している人物とのことです。
フランスはPeerTube/Mobilizonの開発元のFramasoftのある国でもあり、「書評☆5: 右翼と左翼 | 平等と自由をめぐる世界の大論争の根本理解は一生モノの教養 | GNU social JP Web」の書評で登場した通り、フランスは左翼・右翼の言葉の発祥の地です。
大統領と首相が登場して混乱しましたが、日本の天皇・首相制に似た、大統領・首相制になっているようです (大統領と首相の両方が存在する、フランスの不思議 | 夢ナビ講義 | 夢ナビ 大学教授がキミを学問の世界へナビゲート)。
新首相の経歴は以下とのことです。
ガブリエル・アタルはエリート養成機関であるパリ政治学院を卒業し、左派のオランド前政権下で大臣補佐官を務め、2017年の大統領選に出馬したマクロン氏の陣営に参加しました。同年に下院議員に初当選し、政府報道官や予算担当相などを経て2023年7月に国民教育相に就任しました。教育相に起用されたアタル氏は、中学生の頃にいじめを受けていたことを公表し、政府が策定したいじめの予防策や加害者への厳罰を定めた「いじめの総合対策」を主導しました。昨年12月の世論調査では政治家としての支持率が40%に上り、マクロン大統領や、ルペン前国民連合党首らを抑えてトップの人気を得ました。
34歳と首相としては非常に若いです。で私と同年齢です。しかもゲイで、日本では考えられないような先進的でかなり攻めた人選に感じます。
欧米は左派に偏っているという世間の認識ですが、今回の新首相収入でその中でも正統で中心的なのがフランスに感じました。エリート・LGBTという、私の中の左派のイメージ通りの属性の人物です。
芸術の国で、言論・表現の自由の観点から右よりな国の印象があったので少々意外でした。おそらく、自由左翼的な左派なのだろうと思います。
フランスでは2022-2023年には移民の暴動など、左傾化が進んだことによる弊害も感じられます。2024年はアメリカ大統領選挙のある年です。今後の報道で見かけることもあるでしょうから、覚えておくとよいかもしれません。
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