前回: 役務: Threadsの被ドメインブロック一覧サイトfedipact.veganism.social | GNU social JP Web、機能: ThreadsのEU対応、ActivityPub対応のテスト開始、Webアプリの絵文字検索、ファクトチェック予告 | GNU social JP Web。
先日ActivityPub対応とEU対応をThreadsが行いました。その際、EUでの対応時にはInstagramアカウントなしでも利用可能との予想が外れたと思いましたが、そうではなかったことが報道で分かったので紹介します (Threads launches for nearly half a billion more users in Europe – The Verge、Threads is finally available to users in the EU | TechCrunch)。
当初ThreadsはEUに対応しておらず、VPN経由でのアクセスもブロックしていました。ただ、今回のEUでのリリースにあわせて、Instagramアカウントやプロフィールなしで閲覧できる機能 ([Use without a profile]) を提供しました。閲覧のみで、投稿や反応にはアカウントが必要です。「Meta’s Threads to Launch in Europe in App’s Biggest Expansion Since Debut – WSJ」で報道されていました。
プロフィールなしモードだと、アルゴリズムフィードは1個のみで、アカウント検索はできても投稿検索はできません。
ThreadsがInstagramアカウントを必須とするのは、自社サービスの不当な優遇でEUのDMA (Digital Market Acts) に抵触する可能性がありました。そのため、ThreadsのEU対応時には、Instagramアカウントなしでの利用方法が提供されるのではないか?と「記事: ThreadsとEU規制の理解で見えるMetaのActivityPub対応の思惑 | GNU social JP Web」で予想していました。
結局、Instagramなしでの利用モードが用意されていました。わかりやすい発表はないものの、重要な変化に思います。
今のThreadsは開始直後異なり、Instagramとの連携が弱まりつつあります。例えば、「機能: Threadsのアカウント削除機能とFacebook/Instagramへの広告表示の可否設定 | GNU social JP Web」でThreadsアカウント単独での削除が可能になりました。
今後もEU DMA対策でInstagramとの結びつきは段階的に弱まっていくのかもしれません。
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