概要
先日、Mastodonの著者Eugen Rochko (オイゲン・ロホコ) の久しぶりの取材記事 (取材: Elon MuskのTwitter買収へのMastodon著者Eugen Rochkoの見解 | GNU social JP) を紹介しました。その後、再び取材記事が公開されていたので、紹介します。
元記事は2022-11-14 Mon公開の「The Man Behind Mastodon, Eugen Rochko, Built It for This Moment | WIRED」で、日本では2022-11-24 Thuの「ツイッターの混乱で注目、分散型SNS「Mastodon」創設者が語るユーザー急増と運営理念のこれから | WIRED.jp」の日本語版記事が公開されていました。日本語版記事公開後に日本のSNS上で話題になり、私は認知しました。
前回の取材記事では、イーロン・マスクのTwitter買収の所感やMastodonの安全性など、著者の主義思想が比較的色濃く反映された内容でした。
今回は、ユーザーの大量移入を受けて、大量移入、ユーザー要望、コスト面についての内容がメインでした。
内容をかいつまんで紹介します。
まず、ロホコは現在29歳のドイツ人でMastodonを運営する非営利団体の最高経営責任者 (CEO) を務めており、この団体は2021年に55000 EUR (約800万円) の寄付を受け取ったが、使用したのは23000 EUR (約334万円) とのことでした。
Mastodonの懐事情が垣間見える記述でした。
移入
丁度Mastodon v4の公開時期と重なったため、メディアの問い合わせ対応や、SNSアカウントの運用などで忙しかった。
ユーザーの大量移入は喜ばしいが、忙しくてあまりリラックスして喜ぶ余裕はない。
大量移入は、ボランティアで成立しているネットワークにとって、大きな負荷にはなっている。
要望
新規ユーザーからTwitterで慣れ親しんだ機能がMastodonにないとの不満があり、それは把握している。ただし、独自の計画・戦略・構想があるので、すぐに応えるつもりはない。
要望の中に引用投稿があった。
詳細プロフィール。SNS: X Twitter/GS=gnusocialjp@gnusocial.jp/WP=gnusocialjp@web.gnusocial.jp。2022-07-17からgnusocial.jpとweb.gnusocial.jpのサイトを運営しています。WordPressで分散SNSに参加しています。このアカウントの投稿に返信すると、サイトのコメント欄にも反映されます。
Comments