概要
OSのパッケージマネージャーでApache HTTP Serverをインストールすると、デフォルトで/var/www/htmlがDocumentRoot (公開ディレクトリー) になっていることが多いです。
ただ、ファイルの配置などで実際に作業しようとすると、/var/wwwのアクセス権限がrootになっていて作業しにくいです。
アクセス権限設定について調べたので紹介します。
「5.8. Securing Apache」にデフォルトのアクセス権限について以下の記載がありました。
Debian系OSでは、/var/wwwはユーザー=root、グループ=rootにより所有されています。Apacheプロセスはユーザー=www-data、グループ=www-dataとして実行されます。rootユーザーのみが書き込み可能で、それ以外からはApache含めて書き込み不能になっています。
これは、例えばWordPressなどのApache上で動作するWebアプリからのファイルアップロードもできないことを意味します。したがって、何かしらの権限設定の変更が必要です。
対応
Apacheプロセスのユーザーがわかったので、「チュートリアル: Amazon Linux 2022 に LAMP ウェブサーバーをインストールする – Amazon Elastic Compute Cloud」を参考に、以下の手順で権限を設定します。
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