前回: NextcloudとTalkの通知設定 | GNU social JP Web。
Nextcloudを設置・インストールしてから半年ほど経過しました。その間に、新しいバージョンが登場してきており、アップグレードしたくなります。
更新に先立って、更新失敗に備えて、Nextcloudのバックアップ方法を確認したので紹介します。
「Backup — Nextcloud latest Administration Manual latest documentation」が公式情報です。
Nextcludのバックアップでは、以下の4点が必要です。
- データベース
- configディレクトリー
- dataディレクトリー
- themeディレクトリー
バックアップに先立って、Nextcloudを保守モードにします。
maintenance:modeコマンドはデータの一貫性の維持のため、ログインユーザーのセッションをロックし、新規ログインを防ぎます。以下のコマンドで実行できます。
php occ maintenance:mode --on
コマンドを実行する代わりに、config/config.phpを編集しても実現できます。"maitenance" => false
をtrue
に変更すればOKです。
<?php
"maintenance" => true,
バックアップが完了したら、falseに戻します。コマンドの場合–offを実行します。
php occ maintenance:mode --off
ディレクトリーのバックアップは、丸ごとのほかに、config, data, themeディレクトリーを単に他のディレクトリーにコピーするだけでいいです。
rsync -Aavx nextcloud/ nextcloud-dirbkp_`date +"%Y%m%d"`/
TARGET=nextcloud
BACKUP=$TARGET-backup-`date +"%Y%m%d"`
rsync -Aavx $TARGET/config $TARGET/data $TARGET/themes $BACKUP
コマンド実行前に-nでコピー対象を確認しておくと、より安全です。ストレージ容量が無駄になるので、config/data/themesだけで十分だと思います。
何かあったときのために、更新が終わってもしばらくバックアップは残しておいてもよいかもしれません。
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