概要
「Last Week in the Fediverse – episode 26 – The Fediverse Report」で Threadsの公開直後に、Instagramの代表者のAdam MosseriにInstagramがThreadsでTwitterに対抗する理由と題した取材記事があり、重要に感じたので紹介します。
2023-07-06 Thuの「Instagram Threads: why Meta is competing with Twitter – The Verge」が元の記 事です。
取材の内容が長いので特に重要な要点を以下に抜粋します。
- プロジェクト開始理由: Instagramのコミュニティー向けに公開会話の構築の機会があると感じたから。また、Twitterの騒動による競争の可能性が見えたから。 Instagramと独立したアプリで始めたのは、既存のアプリ内に組み込むのが複雑で難しいから。
- ActivityPub対応: 多くの人がオープンシステムに興味を持っており、業界の方向性がこちらだから。既存ユーザーにも例えば退会時にフォロワーを引き継げるなどの利点がある。 今回のアプリを通じて学習を試みる。サービス開始当初の対応は、リモートサーバーの投稿のモデレーション、ランキング、通報などの実 装・対応が難しくて時間がかかるため、Twitter閲覧制限騒動のタイミングもあるため見送った。
- EU未公開: 来年施行されるDMA (Digital Market Acts) への遵守が難しくて時間がかかるから。ただ、将来的に提供予定。
- ビジネスモデル: 当面は多くのユーザーに愛用されることに注力する。それが成功したら収益化を検討する。その場合のビジネスモデルは広告になる可能性が高い。
- 展望: Threadsが成功してもTwitterも存続する。InstagramとWhatsAppがどちらも人気なのと同じ理由。公開会話のSNSでは、文化 的で画期的なクリエイターコミュニティーが重要。大半の見るだけの人のためのコンテンツを少数のクリエイターが作成するから。
内容
Threadsの発表 (公 式: ActivityPub対応予定を正式表明したテキスト共有の新方式Threads | GNU social JP) はElon Musk運営のTwitterの「不安定さ」と「予測不可能性」が競争のきっかけとなりました。Threadsは公開会話用に設計されており、この分野は 明らかにTwitterが開拓しました。
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