話題: 欧米のFOSSコミュニティーの政治的対立の経緯

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概要

先日「話題: Pleromaトップ開発者Alex Gleasonの開発コミュニティーからの追放 | GNU social JP」を取り上げた際に、トランスジェンダーを否定しただけでコミュニティーから追放されるのは日本だとやりすぎで、日本と欧米の文化の大きな違いという話をしました。

その際に、今回の事件の背景として、西欧の開発・FOSS (Free Open Source Software: FOSS) コミュニティーの政治的立場に関する歴史的経緯を、PhenomX6が8000文字程の長文でかなり詳しく説明してくれました。西欧における文化・政治的立場の背景、今後のSNSのトレンドなどを把握する上で、非常に重要な内容ですので、解説します。こちらの長文の他、それに続く返信を2個取り上げます。

なお、こちらの最後のほうのスレッドでは、発端となったAlex Gleasonの追放理由として、トランスフォビアではなく、互換性を壊すコミットをしたから追放されたという意見と、壊していないというAlexの反論の応酬が続いていました。結局互換性を壊しておらず、追放理由はやはりトランスフォビアという結論になったと思われます。

話の内容が複数に分かれるため、内容ごとに説明します。なお、説明の中で左翼・右翼の言葉が出てきます。これらの大まかな立場は以下のようになるようです (「右翼」と「左翼」の違い、説明できますか?|右翼と左翼|浅羽通明 – 幻冬舎plus)。

左翼と右翼の意味
  • 左翼: 自由・平等。権威主義。LGBT容認派。
  • 右翼: 伝統・感情。民族主義。LGBT慎重派。

左翼は自由・平等主義が根幹にあり、リベラルという考え方もこちらになると思います。FOSSコミュニティーや分散SNSのユーザーはこちらの立場の人が多いと思われます。合理主義、国際主義、競争主義も該当すると思います。

右翼というのは、伝統や感情重視が根幹にあり、愛国主義でもあります。既得権益・政府の腐敗の反対でもあり、反体制派もこちらに含むことが多いようです。既存メディアと対立することが多く、検閲などで締め出されたり、過激な行動で目立つことが多いようです。

FOSSコミュニティー

元々FOSSコミュニティー内では政治的立場の対立はなく、Microsoftやプロプライエタリーソフトウェアベンダーという共通の敵がいたこともあり、政治的見解に大きな違いはない状況でした。

しかし、2010年代からこの状況が徐々に崩れだして今に至ります。

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