2022-12-13 Tueに分散型動画共有ソフトのPeerTube v5が公開されたので紹介します。以下の投稿で告知されていました。
PeerTube (peertube@framapiaf.org)’s status on Wednesday, 14-Dec-2022 20:56:37 JSTPeerTube #PeerTube v5 is out today! ?
With a redesigned file system, an « object storage » system for live streams, two-factor authentication connection and a lot of bug fixes and improvements.Infos in our blogpost:
https://framablog.org/2022/12/13/peertube-v5-the-result-of-5-years-handcrafting/
「PeerTube v5: the result of 5 years’ handcrafting – Framablog」に更新内容やこれまでの簡単な歴史が記されています。「PeerTube/CHANGELOG.md at v5.0.0 · Chocobozzz/PeerTube · GitHub」にも更新内容があります。
v5での重要で主な変更点は以下でした。
ストレージなどの内部システム周りの変更がメインのようです。
PeerTubeは2017年にスタートして、当初から専従開発者1名で開発・運営が進行しており、毎年年末・年始にメジャーリリースがなされているそうです。
フランスを中心に資金援助を受けており、2022年はフランス教育省、演劇性尺者向けのプラットフォームのHowlround、オランダのNLnet財団から合計 3 5000 EUR程の支援があったそうです。PeerTubeの年間予算は7 0000 EUR (EURJPY=140換算で約980万円) で、残り半分は運営母体の非営利団体のFramasoftの予算 (フランス語圏コミュニティからの寄付) だそうです。
ソフトウェアは全世界対象にも関わらず、支援元がフランス語圏に偏っていることを問題視しているようです。現時点では、2023年の予算は11 5000 EUR不足しているそうで、資金援助を呼び掛けていました。
開発を維持するには、開発者の人件費を賄う必要があり、お金の重要性を感じる告知でした。寄付に頼るならば、Mastodonのように英語での情報発信、資金援助の呼びかけが重要なのだと思います。
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