概要
- 書名: 発達障害の薬物療法
- 副題: ASD・ADHD・複雑性PTSDへの少量処方
- 著者: 杉山, 登志郎
- ISBN: 9784753310944
- 出版: 2015-07-10
- 読了: 2023-09-14 Thu
- 評価: ☆4/5
- URL: https://web.gnusocial.jp/post/2023/09/16/
以前ASDについてSNSで投稿したら、以下の投稿で本書を推薦されたので興味を持って読みました。
ぐぬ管 (GNU social JP管理人)|gnusocialjp@gnusocial.jp!mental ASD,自閉症。私診断でましたけど、ただの性格、個性の範疇で、自分に問題あるとは一切思っていません。いくら叩かれようがこれは揺るぎないです。 品行方正で真面目ですし。大学の成績もよかったし優等生です。なのに何故問題になるのか理解されないのか謎です。私ではなくて、問題視する人の頭が悪いだけでは?と未だに疑ってます。偏差値50超えたら遭遇する人間は自分より偏差値低い可能性高いので。 話をしても全然論理が通用しませんので。高校で学ぶような三段論法とか基本的な数的処理、論理演算すらおぼつかないし、法的な知見とかまともな話になりません。なのに何故論理的に正しいほうが悪い扱いになるのか?どう考えてもおかしいです。 1Fからは2Fからの景色は見えないとか、頭悪くて視野の狭い人間は、頭良くて視野の広い人間を理解できないとか、そういう話だと思ってます。上から下は理解できても、下から上は理解できませんので。 ASDの治療とかいわれても?です。ただの個性なんだから、それは人格矯正とかそういう話です。陰キャを無理やり陽キャにするとか、オタクをヤンキーにするとかそういう話です。何も問題ないのになにをどう治すの?という話です。 以前riq0hにもぼろくそに言われましたけど、人格を変えるとかそんな簡単にできませんからね。できるというならお手本を見せてほしいですよ。 「王のDNA」子育て法で自閉症治療? 「第2のアンアキ」物議拡散 Yahoo!ニュースYahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。
生き延びてるだけの日勤(無能)学者 174cm 84kg|oxy@four-nine.clubreplying to GNU social JP|gnusocialjp@gnusocial.jp@gnusocialjp
『発達障害の薬物療法』(杉山登志郎著)という本があなたにとってもしかすると役に立つのではないかと思います。
個人的には入眠困難を抱えているので、それを少しでも解決できたらいいなと期待しました。
評価
書籍名通り、発達障害の薬物療法の勘所を解説した本でした。発達障害由来の精神疾患に対して、医師の誤診により、大量処方で大きな問題になっていることを問題視しており、その実例と著者の経験に基づく少量処方例がありました。
発達障害者は、虐待などのトラウマ、双極性障害を併発することも多く、それぞれの症例に適した処方をしないといけないものの、医師の理解不足で誤診することが多いようです。
著者のフィールドワークに基づいた解説であるため、科学的エビデンスはないものが多いのです。が、ある程度効果はあるということで、どうにもならない場合の最後の手段として有益でした。
また、発達障害と関係の深い他の精神疾患と特徴、罹患者の背景エピソードも詳しく掲載されているので、発達障害の症状とその対策の理解にも役立ちます。
参考
p. 10: 第1章 発達障害とトラウマへの薬物療法
向精神薬の多剤・大量処方が大きな問題になっている。
なぜ多剤・大量処方になるのか。
その理由として、1) 難治性のものがあること、2) 薬に頼りすぎた治療が行われていること、3) 見かけ上の治療抵抗性が少なからずあることを述べている。その通りとしか言いようがないが、これを踏まえて多剤・大量処方はなぜ起きるのかと考えてみれば、答えは明らかである。
通常の服薬量で無効だからである。それで薬の足し算が起きてしまう。数においても量においても。
ではなぜ無効なのか。それは診断が間違っていて、薬理効果外の仕様をしているからである。
つまり本来行うべきは、薬の足し算ではなく引き算である。そして背後には誤診という深刻な問題がある。
その誤診とは、2つの問題に集約できる。ひとつは発達障害の見落とし、もうひとつはトラウマの見落としである。
本書の目的となる、発達障害とトラウマへの薬物療法の問題の指摘がありました。誤診により発達障害とトラウマを見落としたために、効果の薄い誤った薬物の大量処方がなされているそうです。
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