書評☆4: すぐに役立つ 入門図解 最新 告訴・告発刑事トラブル解決マニュアル | 刑事・民事の手続き類がケース別にまとまっている

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概要
  • 書名: すぐに役立つ 入門図解 最新 告訴・告発刑事トラブル解決マニュアル
  • 副題:
  • 著者: 木島 康雄
  • ISBN: 9784384047875
  • 出版: 2018-06-30
  • 読了: 2024-04-23 Tue
  • 評価: ☆4/5
  • URL: https://web.gnusocial.jp/post/2024/05/21/

主に刑事事件の手続きの把握のために読みました。

評価

書名にあるとおり、主に告訴・刑事事件トラブルを解決を目的に、手続きをまとめて説明していました。

書籍の2/3程度が刑事について、最後の1/3が刑事の範囲外の損害賠償請求権など民事の話でした。

特に良かったのが、後半部分に記載されているケース別の罪名の分類です。SNSでトラブルになりそうな、誹謗中傷、業務妨害、エロなどの扱いが簡単にまとまっていました。

告訴状の書き方、構成要件、時効など一通り記載されており、刑事事件を考える際に、最初に読みたいと思う1冊でした。

p. 23: 7 告訴状・告発状の記載事項を知っておこう
  • 告訴人・告発人の表示: 氏名・住所など
  • 非告訴人・被告発人の表示
  • 犯罪事実の表示: 犯罪が成立するための要件 (構成要件) にあてはまる時事実を一つ一つ、時系列に沿って指摘する形で記載していきます。
  • 罪名・罰条の表示
  • 付随事情などの表示: 経緯や動機など。
  • 処罰を求める旨の表示: これがないと被害届になる。
  • 記名・押印をする
  • 提出先の表示
  • 作成年月日: 受理時に記載できるようにしておく。

具体的な告訴状のサンプルの本文部分の節構成は以下でした。

  1. 告訴の趣旨
  2. 告訴事実
  3. 告訴に至る経緯
  4. 立証方法
  5. 添付書類

告訴状・告発状で必要な情報でした。

p. 45: 2 捜査活動のきっかけになるものとは 告訴がなければ起訴できない犯罪もある

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